楽天から海外FA権を行使した松井裕樹投手(28)が、パドレスと複数年契約で合意間近だと19日(日本時間20日)、MLB公式サイトが伝えた。パドレスには3月のWBCでともにプレーしたダルビッシュ有投手(37)が所属しており、契約合意なら再びチームメートになる。

同サイトは松井について、最速154キロの速球と三振を取れるスプリット、そしてスライダーを投げ「昨季は対戦打者の32・4%から三振を奪い、通算の奪三振率(対戦打席のうちの三振の割合)は31・9%」と紹介。その一方で「しかし、1つ気になるのは四球の多さかもしれない。23年の四球率は5・9%と安定していたが、通算では10・9%。参考までに、MLBの今季の平均四球率は8・3%だった」とも伝えた。

松井は14年に神奈川・桐光学園高からドラフト1位で楽天に入団。今季は59試合で防御率1・57、自己最多39セーブを挙げて2年連続3度目のセーブ王に輝いた。通算では236セーブを記録している。