オリックスからポスティングシステムでメジャー移籍を目指している山本由伸投手(25)の争奪戦が最終局面に突入した。ニューヨークの放送局SNY(電子版)は20日(日本時間21日)、大谷翔平投手(29)が大型契約を結んだドジャースとヤンキースの2チームが一歩リードしていると伝えた。また、千賀滉大投手(30)所属のメッツにも可能性があるとした。フィリーズは正式オファーを出したが断念したとみられ、絞り込みが始まったもようだ。
いよいよ決断の時が迫ってきた。山本の獲得を巡り、ニューヨークの放送局SNY(電子版)はドジャースとヤンキースが「好位置につけている」と報じた。一方でメッツにも「望みがある」とした。
逃げるドジャースをヤンキースが猛追する図式だ。ドジャースは2億5000万ドル(約360億円)を超えるオファーを用意。12日(日本時間13日)にはドジャースタジアムで大谷やフリーマンらMVP勢も同席して交渉を行った。ド軍のオファーは他球団よりも低い可能性があるが、侍ジャパンでもともに戦った大谷の存在が山本の心を動かす可能性がある。実際にレイズから移籍したグラスノーが、その決め手に大谷から届いたビデオメッセージを挙げている。
一方、米メディアによると、ヤンキースは先週2度目の面談を行い、猛烈にアプローチしているもよう。総額3億400万ドル(約438億円)のオファーを準備しているという。11日にはロサンゼルスまでスタインブレナー・オーナーやキャッシュマンGMらが出向き、総出で口説きにかかっていた。
資金力の豊富なメッツは一歩、後れを取っているようだが、それでも譲らない。大富豪として知られるオーナーのコーエン氏が先週末に山本を自宅に招待し、2度目の会食。SNYは、オーナーが「非常に真剣なオファー」を準備していると伝えた。一方で、スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」は、フィリーズが正式なオファーを提示したと報じたが、その後、フ軍は獲得を断念したとみられる。米報道では、ジャイアンツ、レッドソックス、ブルージェイズの名前はまだ消えていない。
米球界では大谷のメガ契約に次ぐ今オフ2番目の注目である山本に関して各情報サイトなどが連日、大きく特集を組んでいる。この日はCBSスポーツが「山本大型契約へのリスクと反論」(別掲)を掲載した。YAMAMOTOの文字がない日がないほど過熱する米報道。クリスマス休暇を前に、3億ドル(約430億円)攻防戦は決着の日が近づいてきた。
◆CBS「大型契約へのリスクと反論」掲載
〈1〉メジャー未経験投手への不安
リスク MLBとNPBにはボールの違いやローテーションの登板間隔など重要な違いがいくつかある。
反論 MLB球だった今春のWBCで活躍した。
〈2〉178センチという身長への不安
リスク 長身投手の投げ下ろす投球が有利という説があるが、山本は身長178センチとメジャーでは小柄。
反論 今季奪三振王となったS・ストライダー(ブレーブス)も183センチ。山本は速球の伸びがあってゾーン内で勝負できる。
〈3〉投手は故障の可能性が高い
リスク 肩、肘に負担のかかる投手は打者に比べ、故障するリスクが高い。
反論 なし。各チームは勝利のために、最善の先発ローテーションを組む必要がある。
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2023-12-21 17:10:00Z
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