朝乃山は立ち会いでしっかり踏み込んであたると、上手をつかんで振り回し、隆の勝を一気に送り出した。
カド番の東大関・貴景勝(23=千賀ノ浦部屋)は西前頭筆頭・豊山(26=時津風部屋)を押し出しで破り白星。
西横綱・鶴竜(34=陸奥部屋)は東前頭筆頭・遠藤(29=追手風部屋)に敗れ初日に土がついた。
45度目の優勝を狙う東横綱・白鵬(35=宮城野部屋)は結びの一番で西小結・隠岐の海(34=八角部屋)と対戦。一瞬危うい場面があったが、肩透かしで勝利した。
新型コロナウイルス感染防止のため入場制限を行い、定員約1万1000人の4分の1となる約2500人が念願の生観戦を楽しんだ。館内では感染防止対策を徹底。常時マスク着用が義務づけられ、大声での声援は禁止で、応援は拍手が推奨された。4人用のマス席は1マスに1人が座った。
横綱の土俵入りでは、これまで「よいしょ!」の声援が飛んだ“せり上がり”で掛け声はなく、観客は拍手を送っていた。
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2020-07-19 08:54:00Z
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