Jリーグは26日、同日開催予定だった2020明治安田生命J1リーグ第7節のサンフレッチェ広島-名古屋グランパス(18時、エディオンスタジアム広島)が中止になると発表した。

名古屋のチーム内にて、新型コロナウイルス感染症の検査で3人が陽性であることが確認された影響という。代替日については決定次第発表する。

Jリーグはこの件で名古屋とこの後、共同会見を開く。

名古屋も26日、前日25日に約60人のPCR検査を実施した結果、MF渡辺柊斗(23)とトップチームスタッフに新型コロナウイルス感染症の陽性反応が出たことを発表した。

25日にはDF宮原和也(24)が今月のJリーグ再開後、選手では初めてとなる陽性反応が出ており、この数日間で3人の感染者が出たことになる。名古屋では6月に、FW金崎夢生とオーストラリア人のGKミッチェル・ランゲラック(ともに31)も感染し、既に完治している。

渡辺は21日以降、体温は36度台だったが、今回の検査で陽性が判明。練習はリハビリのため全て別メニューだった。トップチームスタッフは、宮原も参加した22日大分トリニータ戦の遠征に同行していたが、渡辺とスタッフの2人は、宮原との濃厚接触者には該当しておらず、直近2週間の行動履歴を確認したが、練習参加以外は基本的に渡辺はクラブの選手寮、トップチームスタッフは自宅で生活していたという。

現状2人とも体調に異常はないが、渡辺は選手寮内で隔離、トップチームスタッフは自宅でそれぞれ静養している。2人の濃厚接触者については現在、保健所とともに特定を進めているという。