大リーグは、マーリンズの選手、スタッフら計12人以上が新型コロナウイルスに感染したため、計4試合を延期した。
27、28日(日本時間28、29日)に予定したマーリンズ―オリオールズ戦の2試合と、マ軍と3連戦を終えたばかりのフィリーズが27、28日に予定したヤンキース戦。厳戒態勢下で23日(同24日)に開幕したが、わずか5日でクラスターが発生する事態となった。さらに28日(同29日未明)には新たに4人の感染が確認されたとスポーツ専門局「ESPN」は報じた。
ロブ・マンフレッド・コミッショナーは「陽性者が出ることは想定していた。規定がしっかりしているので、今季を無事終えられると楽観視している」とMLBネットワークの番組で主張した。一方でシーズン打ち切りの可能性にも言及し「あるチームが選手たちを欠き競争力を失った場合は問題で、シーズンの一部か全部を取りやめるかどうかは状況による」とした。
この事態を受け、ロッキーズの救援左腕コリンズは今季の全休を選択。既に全休を表明しているドジャース・プライスは「選手の安全が第一に考えられていない」と大リーグ機構を批判した。またホワイトソックスは、リック・レンテリア監督にせきと鼻づまりの症状が出たため、大事を取って当面は指揮を執らないと発表した。
マ軍とフ軍はチーム全員が検査を受け、今後の試合挙行は検査結果次第で決める。移動を伴う60試合の短縮過密日程で船出した大リーグだが、早くも大きな危機に直面した。
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2020-07-28 20:30:00Z
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