Senin, 15 Januari 2024

森保ジャパンを苦しめたトルシエ監督の指導哲学は健在。懐かしい“フラットスリー”を彷彿とさせた【アジア杯】 - サッカーダイジェストWeb

 だが、さすがに両国の力関係を踏まえれば、ベトナムの善戦もそこまでだった。日本は、まさかのシナリオにもまったく浮足立つことなく、前半のアディショナルタイムで南野拓実と中村敬斗の落ち着き払ったフィニッシュワークで逆転。後半に入るとベトナム側に疲労が目立ち、個々の局面でボールホルダーへ寄せ切れなくなると、ゲームはワンサイドへと傾く。ベトナムは、ようやくアディショナルタイムに入り初めてのクロスを送ったほどで、後半はゴールに近づくことも出来なかった。

 史上最強と言われる日本代表は、当然ながら歴史的に例を見ないほど贅沢な戦力に恵まれている。

 カタール・ワールドカップ2戦目のコスタリカ戦(0-1)でターンオーバーを試み、手痛いしっぺ返しを食った森保一監督は、今度こそ優勝を目ざすためにも同等戦力の2チームを用意しようと周到な準備を進めている。

 今回招集したメンバーを見ても、大半が所属チームで主力を確約された選手で、逆に欧州で競争渦中の選手は外し、国内から未来の可能性を発掘している。また節目とともに「力のわっているベテラン」を大胆に見送り、アジアカップに連れて来たのは最盛期を確認済みの選手たちばかりだ。

 著しい右肩上がりが望める佐野海舟や毎熊晟矢らには積極的にチャンスを与えているが、いくら世論が騒いでも再び大迫勇也の力を借りようとは考えない。最近の招集傾向からは空前の選手層を抱えているからこその冷徹な覚悟が伝わってくるようで、この姿勢を見ていると現在重用ぶりが顕著な伊東純也や遠藤でも、指定席を確保しているとは言い切れないのかもしれない。

 ベトナム戦には、やや故障の懸念が残る久保建英以外は、現状のベストメンバーで臨んだ。ただし、アジアカップで痺れる競り合いを見込めるのは準決勝以降になる。逆にそれまで指揮官は、個々の選手たちのコンディションを見極め、競争を促していくはずだ。

 あえて万全ではない三笘薫や冨安健洋を招集したのも、ラスト2戦への期待値にほかならないと思う。

取材・文●加部究(スポーツライター)

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2024-01-15 03:56:00Z
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