大相撲初場所は15日、両国国技館で2日目の取組が行われ、横綱・照ノ富士に土がついた。3大関は順当に勝ち、初日から連勝。また、初土俵から所要4場所で幕内まで駆け上がるなど“怪物”ぶりを発揮し、注目を集める大の里も連勝で存在感を見せた。
結びの一番は、3場所ぶりに出場した横綱・照ノ富士が、左四つで長く若元春と組み合ったが、1分42秒で最後は寄り切られて敗れた。前日に挙げた189日ぶり白星から連勝とはならなかった。寄り切られた瞬間に、照ノ富士はしかめっ面で悔しい表情を見せた一方、若元春はうれしい初金星となった。
大関陣は盤石だった。豊昇龍は落ち着いた取組で翠富士を押し出しで破った。昨年の名古屋場所で自身初優勝を飾った豊昇龍は好発進となった。
貴景勝は寄り切りで熱海富士を破った。直近2場所連続11勝の活躍を見せた熱海富士だが、今場所は痛い連敗スタートとなった。
昨年11月九州場所で2度目の優勝を飾り、今場所で綱獲りがかかる霧島は、押し出しで高安を破って連勝。一気に決める盤石の相撲内容だった。
また、昭和以降3位タイとなる所要4場所で新入幕というスピード出世を果たした大の里は、冷静に琴勝峰を押し倒しで破り、初日から連勝となった。
一方、初場所で新小結昇進となった宇良は北勝富士に敗れ、初日から連敗となった。
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2024-01-15 08:55:00Z
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