12球団監督会議が16日、都内のホテルで開かれ、日本ハム新庄剛志監督(51)が、先輩監督の的を射た提案に賛同した。

会議では阪神岡田彰布監督(66)が、守備に出ていく際の、選手の審判へのあいさつをもっと簡略化していいのではという件や、記録員によって失策、安打の判断基準が異なることに対して、提言していた。

新庄監督は、岡田監督の提案を踏まえ、自身の考えを口にした。

「(岡田監督の提案に)うなずいていました。オレも思ってたんですけど、試合始まってウチの選手がグラウンドに立ったときに、サード、セカンド、ファーストの審判の方たちが向くまで帽子とって。あの時間いらんだろと。その間にファーストから受け取ってやった方がいいし。1打席目にアンパイアにあいさつして、2打席目も3打席目も。いらんやろと。ごますってるしかないやろと。そんな変わらんって。アンパイアの方たちも、そんないちいちいらないって。2打席目からあいさついらないよ、って。その話は出てないけど、守備行ったときにあいさつ、あれいらないんじゃないか、っていうのは、そこの話は岡田さんはされていた。あとは記録員。例えばうまい選手がぽんって、ちょっとイレギュラーしたやつはヒットになって。そこまでね、1軍に上がりたての選手が同じ打球でエラーした時にエラーがつくとか。その判断というのは、おかしいじゃないか、って」。

新庄監督と岡田監督は現役時代、阪神で4年間チームメート。若手だった新庄監督が岡田監督に打撃面のアドバイスをもらうなど親交があり、監督になってからも、理詰めの深みある岡田監督の采配を、常に敬意を持って見てきた。