日本代表DF町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)がCBの先発で今大会初出場を果たし、過去2戦で課題となっていたハイラインでコンパクトな守備陣形を支えた。
この日は昨年10月のカナダ戦(○4-1)以来となるDF冨安健洋(アーセナル)とのコンビ。初戦ベトナム戦、第2戦イラク戦では守備陣形が間延びする場面が多く、前線からのプレッシングがハマらなかったり、セカンドボールを拾えなかったりしていたが、抜け目のない押し上げで課題を解消した。
「個人的には全然満足していないけど、チームとしては深い位置で失った後に何度もいい切り替えのシーンがあった。そこは練習でやってきたことだったので、自分たちがやってきたことを出せた部分はあったと思う」(町田)
またウイングバックを使って広く攻めてくる相手に対し、サイドハーフを下げさせずに4バックのスライドで守るのも現在の森保ジャパンのコンセプト。「縦のコンパクトさもそうだけど、横のコンパクトさも重要。相手が5枚で来た場合、自分たちが4枚で守らないといけない。そこの横のスライドは特に意識してやっていた」。数的不利を作られる場面もあったが、最後はゴール前でしっかり立ちはだかった。
局面での対応時は相手のロングフィードに対し、前に出て対応する意識が強いあまり、入れ替わられるシーンもあった。「それはアジャストしていけるところ。次はもっとよくなると思う」(町田)。終盤のロングスローでの失点も改善要素。「クリーンシートで終われる試合だったと思うし、もっと突き詰めていかないといけない」と勝利にも満足することなく、大会期間で質を上げていく構えだ。
(取材・文 竹内達也)
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2024-01-24 21:08:00Z
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