ラ・リーガは14日、開幕節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダがカディスを1-0で破った。今季ソシエダに加入した久保は4-3-1-2の2トップの一角で先発出場すると、前半24分に見事なトラップから右足ボレーシュートを突き刺し、今季初ゴール。これが決勝点となり、充実のW杯イヤーを予感させる新天地デビューとなった。
R・マドリーからの完全移籍により、今夏からソシエダに加入した久保。FWダビド・シルバ、MFブライス・メンデスといったテクニシャンが中盤に並ぶなか、初陣では4-3-1-2の2トップで先発に抜擢され、FWアレクサンデル・イサクとコンビを組んだ。
ソシエダは昨季過ごしたマジョルカとは異なり、ボール保持に強みを持つチーム。序盤から最終ラインを起点としたビルドアップで相手の逆を取り、久保も狭いスペースでボールに絡むと、前半5分には鋭いドリブル突破を披露。MFファリ・ヒメネスの前に抜け出し、後方からのチャージで倒されたが、ファウルを告げるホイッスルは鳴らされなかった。
それでも久保は引き続き周囲との好連携を見せ、時にはD・シルバらとのポジションチェンジも繰り返しながらボールに関与。すると前半24分、早くも歓喜の瞬間が訪れた。
ソシエダは右からの組み立てが失敗に終わり、相手にボールを奪われたが、前線から降りたイサクがすぐさまボールを奪取。これに呼応するように久保が前線に素早く動くと、MFミケル・メリノの浮き球パスが久保のもとに入った。ややボールは高く浮き上がっていたが、久保は左足でふわりと収めると、素早く右足を一閃。鋭いボレーシュートをゴール右隅に突き刺した。
久保は昨年12月4日の昨季アトレティコ・マドリー戦以来、約8か月ぶりのゴール。ラ・リーガでは通算5得点目となった。その後もソシエダは鋭いプレッシングと安定したビルドアップで試合を支配し、1-0のままハーフタイムへ。久保にとってはチーム選びの成功も予感させる素晴らしい前半45分間となった。
後半はカディスがロングボール主体で攻め込むようになり、手を焼く時間帯もあったが、ソシエダの主導権は変わらない。後半20分、久保が右サイドを攻め上がり、右足で鋭いクロスを送ると、GKジェレミアス・レデスマが弾いたボールをD・シルバがボレーシュート。だが、これはレデスマのファインセーブに阻まれる。
その後も久保は左CKのキッカーとしてもチャンスを演出。後半32分にピッチを退いたが、素晴らしい新天地デビューとなった。ソシエダはシステムを5バックにも可変する4-3-3に変更し、カウンターからイサクがビッグチャンスを迎えるなど、試合を支配したまま逃げ切りに成功。久保のゴールが決勝点となり、開幕白星発進を果たした。久保はリーガ公式のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。
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2022-08-14 17:29:00Z
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