第104回全国高校野球選手権大会・2回戦 九州学院14ー4帝京五 ( 2022年8月13日 甲子園 )
九州学院の4番・村上慶太(3年)は第4打席で三塁打、第6打席で二塁打と長打2本を放ち、同校12年ぶりの勝利に貢献した。
「率直に甲子園出場して1勝できて嬉しいきもちです。今まで苦しいこともあったんですけど、心折れることなく必死に頑張ってこの結果につながってうれしい」と頬を緩めた。
「最初は初めての甲子園で少し緊張もあった」と3打席目までは快音が響かなかったが、6回に迎えた第4打席、右翼線への三塁打で聖地初安打をマークすると、7回は四球を選び出塁。8回の第6打席では痛烈な二塁打を放ち、上々のの甲子園デビューを果たした。
長打2本、チームの快勝にも「まだ自分の中では納得いく感じで打てていない」と浮かれることなく、次戦へ気を引き締め直した。
慶太の兄でヤクルトの村上宗隆は1年生時の15年夏に甲子園出場も4打数無安打、チームも初戦で敗れた。その兄からは前日、LINEで「最高の場所やし、楽しんでこいよ」という激励が送られて来たという。兄が成し遂げられなかった聖地での安打&勝利を達成し“兄超え”を果たした。
それでも「初めて大勢の前で野球をして、プロ野球はこれが毎日だなと思うと、すごい職業だなと思います」と甲子園の大舞台での緊張感を感じ、改めて兄の偉大さを認識していた。
視察に訪れたDeNA・進藤達哉編成部長は「サイズがあってスケールの大きさを感じさせる打者」と将来性を高く評価した。
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2022-08-13 04:27:00Z
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