Sabtu, 20 Agustus 2022

高校野球 仙台育英 聖光学院との東北対決制し決勝へ【詳しく】 - nhk.or.jp

夏の全国高校野球は20日、準決勝が行われ、第1試合は、準決勝では史上初めての東北勢どうしの対戦となり、宮城の仙台育英高校が福島の聖光学院に18対4で勝って、7年ぶりの決勝進出を決めました。
【試合経過 イニングごとの詳細あり】

    |123|456|789|計H  
仙台育英|0112|002|201|1819  
聖光学院|100|003|000|49

仙台育英は1回に1点を先制されましたが、直後の2回に7番の秋元響選手のタイムリーヒットで同点に追いつくと、続くチャンスで、この試合の先発のマウンドにあがった8番の高橋煌稀投手がレフト線にタイムリーヒットを打って逆転に成功しました。
その後も打線の勢いは止まらず、この回ヒット7本、打者14人の攻撃で一気に11点を奪いました。仙台育英は先発の高橋投手から、湯田統真投手、仁田陽翔投手の2年生ピッチャー3人の投手リレーで聖光学院打線を4点に抑えました。
大量リードを守った仙台育英は、聖光学院に18対4で勝って、準優勝した2015年の97回大会以来、7年ぶり3回目の決勝進出を果たしました。

聖光学院は先発した小林剛介投手が2回につかまり、2回途中からリリーフしたエースの佐山未來投手も流れを食い止めることができませんでした。打線は6回に3点を奪って意地を見せたものの、反撃は及びませんでした。

仙台育英 5打点の遠藤選手「練習してきたことが結果に」

仙台育英の遠藤太胡選手は2回に1イニングで2打席連続となるタイムリーツーベースを打つなど3安打5打点でした。遠藤選手は「自分の成績よりも勝てたことがうれしいです。2本目のタイムリーは逆方向に打つことにこだわって練習してきたことが結果につながりました」と振り返りました。
山形県出身の遠藤選手は、東北勢として春夏通じて初の優勝がかかる決勝に向けて「東北でどの高校が日本一に一番近いかを考えて、仙台育英に入学したので、東北初の優勝は意識しています。今までやってきたことを信じて臨みたいです」と意気込みを話しました。

仙台育英 4安打の秋元選手「受け身にならないこと徹底」

この試合4本のヒットを打った仙台育英の秋元響選手は「練習で監督に『左足に乗る時間が大事だ』と言われて、きょうは左足に乗る時間を長くすることを意識して打席に立ちました。どんな展開でも受け身にならないことを徹底しました」と話しました。その上で「きょう勝つことができて率直にうれしいです。決勝は厳しい戦いになると思いますが、今まで通り全員でピッチャーを攻略して丁寧な守備で勝ちたいと思います」と意気込みを話しました。

仙台育英 佐藤主将「東北勢初優勝をして歴史を変える」

仙台育英のキャプテン、佐藤悠斗選手は「東北勢どうしお互いをよく知っているので警戒していましたが、受け身にならず攻撃的にいこうと話して試合に臨みました。自分たちの流れでいい野球ができたと思います」と話しました。
そのうえで、決勝に向けて「試合後、聖光学院のキャプテンの赤堀颯選手に『同じ東北勢として必ず優勝してほしい』と言われました。東北勢初優勝をして歴史を変えるのは、ことししかありません。取りこぼさずに優勝したいと思います」と意気込みを話しました。

仙台育英 須江監督「1回に複数失点していたら逆の展開も」

仙台育英の須江航監督は「長打で勝ち上がってきたチームではないので、身の丈に合った低い打球でつないでいく意識でやっていこうということを選手が実践してくれて、頼もしかったです。1回に複数失点していたら逆の展開もあり得たので、甲子園の怖さを改めて感じました」と話していました。
決勝に向けて「もう1回、自分たちが何を一生懸命積み上げてきて、何で勝負するのかを見失わず、身の丈にあった丁寧な野球で挑みたいなと思います」と気を引き締めていました。

聖光学院 エース佐山投手「流れを止めきれず」

2回途中からマウンドに上がった聖光学院のエース、佐山未來投手は「絶対に切り抜けるという強い気持ちを持ってマウンドに上がりましたが、流れを止めきれませんでした。あそこで勝負が決まったと言っても過言ではないようなビッグイニングを作ってしまったのは、申し訳ないです」と振り返りました。6回終了でマウンドを降りてベンチに戻ったあと、涙を流していた佐山投手は「最後にキャッチャーの山浅大翔選手が来て、『おまえと現役でバッテリーを組むのは最後だな。長かったけれどありがとう』という言葉を受けました。山浅選手には苦労ばかりかけてきたので、感謝の気持ちがこみ上げてきて思わず涙が出てきました」と話していました。

聖光学院 赤堀主将「相手の方が上だった」

聖光学院のキャプテン、赤堀颯選手は「相手の流れを止めたかったですが、しのげず大量失点してしまいました。相手の方が上でした」と悔しそうに振り返りました。日本一を目標にしてきたこれまでについて「周囲に支えられて甲子園の舞台に立てた。たくさんの人にお礼を伝えなければならないと思います」と話しました。また、今後のチームについては「さらに強いチームを作るために甲子園で4つ勝った経験を福島に持ち帰られることは大きいと思います」と話していました。

聖光学院 斎藤監督「決勝進むには壁があると感じた」

聖光学院の斎藤智也監督は「悔しいです。次のステージに進みたかったが思わぬ大敗を喫してしまい、残念です」と試合を振り返りました。5回の守備に入る前に選手たちをベンチに集めたことについては「試合が終わるまで集中してやりきることを言い聞かせました。試合の展開に左右されず自分たちの野球をすることはできたと思います」と話しました。そして今後について「決勝に進むためには壁があると感じました。また準決勝にチャレンジできるよう、強い投手陣を育てることが指導者の務めだと思います」と話していました。

【試合経過】

1回表 仙台育英 チャンス作るもスクイズ失敗などで先制ならず

午前9時、準決勝第1試合が始まりました。先攻は仙台育英です。

現地の気象状況です。甲子園から10キロほど離れた神戸市の午前9時時点の気温は28.8度。南西の風3m。雨は観測していません。

仙台育英は1番と2番の連続ヒットで、ノーアウト一塁三塁のチャンスを作りましたが、スクイズの失敗などがあり、先制点を奪えませんでした。

1.橋本 センター前ヒット
2.山田 ライト前ヒット ノーアウト一塁三塁
3.森 サードゴロ 1アウト二塁三塁
4.齋藤 スクイズ空振り失敗で三塁ランナータッチアウト
    その後、セカンドゴロ

1回ウラ 聖光学院が4番 三好のタイムリーで先制

聖光学院は、4番 三好のタイムリーヒットで先制しました。その後も、ワンアウト満塁と攻めましたが、仙台育英がダブルプレーでしのぎました。

1.赤堀 フォアボール
2.高中 キャッチャーフライ
3.安田 センター前ヒット 1アウト一塁三塁
4.三好 レフトへのタイムリーヒット 1アウト二塁三塁
(仙台育英0-1聖光学院)

5.山浅 フォアボール 1アウト満塁
6.狩野 ピッチャーゴロでダブルプレー

2回表 仙台育英 打者14人の攻撃 一挙11得点

仙台育英は、4者連続を含む7本のヒットを集めるなどして、打者14人の猛攻で11点を奪い、逆転しました。

5.岩崎 フォアボール
6.遠藤 レフトへのツーベースヒット ノーアウト二塁三塁
7.秋元 ライトへの同点タイムリーヒット ノーアウト一塁三塁
(仙台育英1-1聖光学院)

8.高橋 レフト線への勝ち越しタイムリーヒット ノーアウト一塁三塁
(仙台育英2-1聖光学院)
9.尾形 ライトへのタイムリーヒット ノーアウト二塁三塁
(仙台育英3-1聖光学院)
聖光学院 投手交代 小林→佐山
1.橋本 フォアボール ノーアウト満塁
2.山田 空振り三振 ワイルドピッチの間に三塁ランナーかえる
(仙台育英4-1聖光学院)
3.森 ショートのエラー
(仙台育英5-1聖光学院)
4.齋藤 ライトへのタイムリーヒット
(仙台育英6-1聖光学院)
5.岩崎 フォアボール 1アウト満塁
6.遠藤 右中間への3点タイムリーツーベースヒット
(仙台育英9-1聖光学院)

7.秋元 ライトへのヒット ライトエラーで自身もホームへ
(仙台育英11-1聖光学院)
8.高橋 空振り三振 2アウト
9.尾形 ファーストゴロ

2回ウラ 聖光学院 ランナー出すも得点できず

聖光学院は、ヒットが1本出ましたが、得点できませんでした。

7.伊藤 ショートフライ
8.生田目 レフト前ヒット
9.佐山 空振り三振
1.赤堀 センターフライ

3回表 仙台育英 2点を追加

仙台育英はフォアボール1つとデッドボール2つで満塁のチャンスをつくり、6番 遠藤のタイムリーヒットで2点を追加しました。

1.橋本 レフトフライ
2.山田 センターフライ
3.森 デッドボール
4.齋藤 フォアボール
5.岩崎 デッドボール 2アウト満塁
6.遠藤 レフトへの2点タイムリーヒット
(仙台育英13ー1聖光学院)
7.秋元 セカンドゴロ

3回ウラ 聖光学院 ランナー出すも得点できず

聖光学院は先頭がヒットで出ましたが、続くバッターがダブルプレーとなるなどして得点できませんでした。

仙台育英 投手交代 高橋→湯田
2.高中 センター前ヒット
3.安田 ピッチャーゴロ ダブルプレー
4.三好 センターフライ

4回表 仙台育英 得点圏に進むも得点できず

仙台育英は先頭の湯田がツーベースヒットを打ちましたが、後が続かず得点できませんでした。

8.湯田 ツーベースヒット
9.尾形 ファーストゴロ 二塁ランナーが三塁でタッチアウト
1.橋本 センターフライ
2.山田 センターフライ

4回ウラ 聖光学院 この試合初の三者凡退

5.山浅 ライトフライ
6.狩野 センターフライ
7.伊藤 空振り三振

5回表 仙台育英 チャンス作るも相手の好守にはばまれ無得点

仙台育英はノーアウト二塁のチャンスを作りましたが、聖光学院のセンター 安田のファインプレーなどもあって、得点できませんでした。

3.森 レフトへのツーベースヒット
4.齋藤 左中間を抜けるかという当たりも好守でセンターフライに

5.岩崎 ライトへのファールフライ ライトの好守
6.遠藤 センターフライ

5回ウラ 聖光学院は三者凡退

8.生田目 見逃し三振
9.佐山 ピッチャーゴロ
1.赤堀 ショートフライ

6回表 仙台育英 さらに2点を追加

仙台育英は、橋本と森のタイムリーで2点を追加しました。

7.秋元 レフトフライ
8.湯田 フォアボール
9.尾形 レフトへのツーベースヒット 1アウト二塁三塁
1.橋本 ライトへのタイムリーヒット 1アウト一塁三塁
(仙台育英14ー1聖光学院)
2.山田 ライトフライ 2アウト一塁三塁
3.森 右中間へのタイムリーツーベースヒット 2アウト二塁三塁
(仙台育英15ー1聖光学院)
4.齋藤 フォアボール 2アウト満塁
5.岩崎 ライトフライ

6回ウラ 聖光学院 反撃 3点返す

聖光学院は、2本のタイムリーヒットと押し出しのフォアボールで3点を返しました。

2.高中 フォアボール
3.安田 ライトへのヒット ノーアウト一塁二塁
4.三好 空振り三振 1アウト一塁二塁
5.山浅 フォアボール 1アウト満塁
6.狩野 ライトへのタイムリーヒット 1アウト満塁
(仙台育英15ー2聖光学院)

7.伊藤 押し出しのフォアボール 1アウト満塁
(仙台育英15ー3聖光学院)
8.生田目 センター前に落ちるタイムリーヒット 1アウト満塁
(仙台育英15ー4聖光学院)
9.小林→代打 清水 見逃し三振 2アウト満塁
1.赤堀 サードゴロ

7回表 仙台育英 2点追加し再びリード広げる

仙台育英は、1番 橋本のタイムリーヒットと2番 山田の犠牲フライで2点を追加しました。

聖光学院 投手交代 佐山→小林(聡)
6.遠藤 デッドボール
7.秋元 センターへのヒット ノーアウト一塁二塁
8.湯田→代打 佐藤 ショートゴロ 1アウト一塁三塁
9.尾形 フォアボール 1アウト満塁
1.橋本 ライトへのタイムリーヒット 1アウト満塁
(仙台育英16ー4聖光学院)
2.山田 センターへの犠牲フライ 2アウト一塁三塁
(仙台育英17ー4聖光学院)
3.森 サードゴロ

7回ウラ 聖光学院 無得点に

聖光学院は、フォアボールでランナーを出しましたが得点をあげられませんでした。

仙台育英 投手交代 湯田→仁田
2.高中 センターフライ
3.安田 ファーストゴロ
4.三好 フォアボール
5.山浅 セカンドゴロ

8回表 仙台育英 この試合初の三者凡退

4.齋藤 見逃し三振
5.岩崎 ライトフライ
6.藤井 サードゴロ

8回ウラ 聖光学院 ランナー出すも得点できず

6.狩野 ピッチャーゴロ
7.伊藤 セカンド内野安打
8.生田目 ファーストファウルフライ 一塁ランナーが飛び出しダブルプレー

9回表 仙台育英 1点を追加

仙台育英は、ノーアウト満塁のチャンスをつくり、1番 橋本のセカンドゴロの間に1点を追加しました。

7.秋元 ライトへのヒット
8.仁田 フォアボール ノーアウト一塁二塁
9.尾形 ライトへのヒット ノーアウト満塁
1.橋本 セカンドゴロ 三塁ランナーがホームへ 1アウト二塁三塁
(仙台育英18-4聖光学院)
2.山田 センターフライ 2アウト二塁三塁
3.洞口 センターフライ

9回ウラ 聖光学院 ランナー2人出すも得点奪えず

9.小林(聡)→代打 三田寺 ショートへの内野安打
1.赤堀 フォアボール ノーアウト一塁二塁
2.高中 セカンドフライ 1アウト一塁二塁
3.安田 見逃し三振 2アウト一塁二塁
4.三好 空振り三振

【先発メンバー】

<先攻 仙台育英>
1.(中)橋本 航河
2.(遊)山田 脩也
3.(三)森 蔵人
4.(右)齋藤 陽
5.(一)岩崎 生弥
6.(左)遠藤 太胡
7.(二)秋元 響
8.(投)高橋 煌稀
9.(捕)尾形 樹人

<後攻 聖光学院>
1.(遊)赤堀 颯
2.(二)高中 一樹
3.(中)安田 淳平
4.(右)三好 元気
5.(捕)山浅 龍之介
6.(左)狩野 泰輝
7.(一)伊藤 遙喜
8.(三)生田目 陽
9.(投)小林 剛介

仙台育英(宮城)

140キロ台のストレートを投げるピッチャー5人を擁し、ここまで3試合を継投で勝ち上がってきました。チーム防御率がベスト4の中でトップです。エースの古川翼投手を含めて1試合の球数が100球を超えたピッチャーはおらず、余力を残しています。

一方の打線、チーム打率もベスト4の中でトップです。打率5割で準々決勝では4番を務めた遠藤太胡選手を筆頭に、上位打線が軒並み好調なうえ、送りバントや盗塁など小技や機動力を絡めた攻撃で得点を重ねています。

勝てば準優勝した2015年の97回大会以来3回目の決勝進出です。

【今大会成績(3試合)】
▽2回戦 10-0 鳥取商(鳥取)
▽3回戦  5-4 明秀日立(茨城)
▽準々決勝 6-2 愛工大名電(愛知)
 
▼打率.394
▼HR 0
▼盗塁 8
▼犠打 9
▼得点 21(1試合平均:7)

▼防御率 1.67
▼失策 3
▼失点 6(1試合平均:2)

聖光学院(福島)

ここまで甲子園で優勝経験のあるチームを次々と破って、勢いに乗っています。ここまで4試合すべてに登板しているエースの佐山未來投手は合わせておよそ30イニングを投げて防御率は2.43、フォアボールはわずかに3つと安定したコントロールで、調子を上げています。また、エラーの数も4試合で2つと、ベスト4の中で最少です。

打線は、ホームラン3本はベスト4の中でトップです。準々決勝の1回には、ヒット5本で一挙に5点を挙げるなど、集中打で一気に得点を重ねていて仙台育英の強力なピッチャー陣をどう攻略するか注目です。

勝てば学校としては初めて、福島県勢としては磐城が準優勝した1971年の53回大会以来の決勝進出です。

【今大会成績(4試合)】
▽1回戦  4-2 日大三(西東京)
▽2回戦  3-2 横浜(神奈川)
▽3回戦  8-1 敦賀気比(福井)
▽準々決勝 10-5 九州学院(熊本)

▼打率.356
▼HR 3
▼盗塁 5
▼犠打 9
▼得点 25(1試合平均:6.25)

▼チーム防御率2.50
▼失策 2
▼失点 10(1試合平均:2.5)

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2022-08-20 05:17:01Z
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