試合は開始3分、4大会連続の決勝進出を狙う青森山田が先手を奪った。敵陣左サイドでセットプレーのチャンスを得ると、MF藤森颯太(3年)のクロスにゴール前に入り込んだFW名須川真光(3年)がバックヘッドで合わせ、これがゴールに吸い込まれた。青森山田が幸先よく先制する。
その後は互いに巧みなパス回しでゴールを目指す展開が続いたが、前半26分に青森山田が再びセットプレーから追加点。左CKを得ると、丸山大和(3年)がヘディングシュートでネットを揺らし高川学園を突き放す。青森山田が2点をリードして前半を終えた。
後半に入ると、青森山田の勢いがさらに増していく。後半12分には来季のFC東京入団が内定しているエースのMF松木玖生(3年)が右サイドから強引なドリブル突破。そのまま左足を振り抜き、強烈なシュートをサイドネットに突き刺した。松木はゴール後、7日に亡くなった小嶺監督に手向けるように喪章を天に掲げた。
青森山田は後半24分にも途中出場のFW小湊絆(2年)、同40分に再び丸山が決め5-0とすると、終了間際にも田中栄勢(3年)が決めて6点目。結局、青森山田が6-0で勝利を収め、4大会連続の決勝進出を決めた。青森山田は2018年度以来、3大会ぶりの優勝を目指す。また、3年連続で決勝を戦い、準優勝に終わっているキャプテンの松木にとっては三度目の正直となるかが注目される。
決勝は1月10日、大津対青森山田のカードで行なわれる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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2022-01-08 07:11:15Z
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