サッカー元日本代表FW三浦知良(54)がJ2横浜FCから日本フットボールリーグ(JFL)の鈴鹿ポイントゲッターズに期限付き移籍することが決まった。背番号11にちなみ、11日午前11時11分に両クラブが発表。毎年、横浜FCの契約更新時も同じ時間帯に発表してきたが、今年も踏襲。昨季J1でリーグ戦出場はわずか1試合に終わったキングが14クラブ目となる新天地で復活にかける。
カズの鈴鹿移籍が決まった。クラブを通じ、「ピッチの上でクラブの勝利に貢献できるよう努力していきます。Boa Sorte(ポルトガル語で『幸運を』の意味)」などとコメント。横浜FCサポーターには動画で06年と19年のJ1昇格が「とても思い出深く残っています」と感謝した。
カズは8クラブからオファーを受け、最終的に3クラブに絞った。最終候補に残った関東1部の南葛SCの岩本義弘GMは「グラウンドが天然芝ではなく、人工芝のため年齢的に腰や膝に負担がかかると断られた」と話す。決め手の大きな理由は天然芝の練習場だった。
2010年オフ。44歳で横浜FC所属のカズにブラジルのクラブからオファーが届いた。プロ生活を始めた国からの誘いに「心が揺れている」と葛藤した。同年は序盤に右でん部などを痛め離脱。8月に復帰し、3得点を決めたものの、途中出場ばかりで先発とフル出場は最終節の大分戦のみ。「サッカーは90分で考えている。ここ(横浜FC)にいる意味がどこまであるのか」と悩み、クラブ幹部と会談を重ねた。最後は「ブラジルのピッチなどを考えると横浜FCが一番現実的」と残留を決断。今回と同じく環境面を重視した。
新型コロナの影響で会見などの実施は未定。JFLの開幕戦は3月13日(対戦相手未定)だが、出場すればFC刈谷のFWアマラオの持つ43歳9日のJFL最年長出場記録を抜く。得点すればFC琉球のFW永井秀樹の持つ42歳1か月19日の同最年長得点記録を塗り替える。アマチュア最高峰リーグでカズが復活を遂げる。(山田 豊)
◆鈴鹿ポイントゲッターズ 本拠地は三重・鈴鹿市。合併などを経て2009年に鈴鹿ランポーレとして発足。19年からJFLに昇格し、20年に現在の名称となった。昨年、リーグ準加盟に相当する「百年構想クラブ」に認定され、J3ライセンス交付も決定した。19年にスペイン人のマルティネス監督が就任し、JリーグとJFLを合わせて初の女性監督として話題となった。サポーターがグッズなどを買って得たポイントを選手に贈れるサービスも特徴。
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2022-01-11 21:00:00Z
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