Jumat, 07 Januari 2022

ヴォルティス 岩尾憲、ロドリゲス監督率いる浦和に期限付き移籍 チームの大黒柱、新たなチャレンジへ|スポーツ|徳島ニュース|徳島新聞電子版 - 徳島新聞

 今季J2で戦う徳島ヴォルティスは7日、5年連続主将を務めたMF岩尾憲(33)がJ1浦和に期限付き移籍すると発表した。契約期間は2023年1月31日まで。20年シーズンのJ2初優勝を支え、昨シーズンの厳しいJ1での戦いの中でもチームを一つにまとめ上げた大黒柱が6年間在籍した徳島を離れ、新たなチャレンジへと踏み出す。

5年連続で徳島のキャプテンを務めた岩尾

 降格が決まった今オフ、主力の多くがJ1クラブへの移籍を決める中、ついに「チームの心臓」までもが出ていくことになった。

 群馬県館林市出身の岩尾は日体大から2011年に湘南に入団。4年在籍した後、水戸で1年プレーし、16年に徳島に移籍した。リカルド・ロドリゲス監督を迎えた17年から主将を務め、長短の正確なパスと的確な状況判断でゲームをコントロールし、「ピッチ上の指揮官」として圧倒的な存在感を示した。

 四国勢として初めてJ2を制し、徳島を7年ぶりのJ1に押し上げた20年は全42試合(6得点)、昨季も37試合(3得点)に出場し、誰よりも長くピッチに立ち続けた。ダニエル・ポヤトス監督が新型コロナウイルスの影響でシーズン序盤は不在だったことも影響してJ1残留を果たせなかった昨季を一つの区切りとし、ロドリゲス監督率いる浦和からのオファーに応じた模様だ。

J2優勝を決め、シャーレを掲げる岩尾=2020年12月20日、福岡市のベスト電器スタジアム

2021年シーズン最終戦で広島に敗れJ2降格が決まり、涙を堪えファンにあいさつする岩尾=2021年12月4日、鳴門ポカリスエットスタジアム

 移籍に当たり、岩尾は以下のようにコメントした。

 「岸田社長をはじめ、徳島ヴォルティスというクラブが、6 年というとても長い時間を僕に与えて下さったことに対して、心から感謝申し上げます。 そして、6 年間良い時も悪い時も応援し続けてくれたファン・サポーターの皆さま。皆様と出会えて、僕は本当に幸 せです。共に泣き、共に笑った戦友(ファン・サポーター)にも心から感謝申し上げます。 僕自身、徳島ヴォルティスというクラブが少しでも魅力的なクラブで在れるように、サッカーを通して何か皆様の心 に届けられるように多角的に取り組んできたつもりです。今シーズンの結果も含め、至らないところもたくさんあり ましたが、それでも僕の走れるスピードで一時も休むことなく走り抜いたという事実があります。納得できない結果 なのは僕も同じですが、理解していただけたら幸いです。 これからは同じサッカー界の同士として、徳島ヴォルティスの発展を心より願っております。 最後に、どうしたらもっと良くなるか常に考え、悩み、行動してくれるテクニカルスタッフ。ピッチで戦い抜くためにケ アしてくれたメディカルスタッフ。いつも僕の言葉に耳を傾けてくれて、ピッチで助けてくれたチームメート。素晴らし い人達に囲まれて、今日の僕がいます。チームのみんな。本当にありがとうございました。 またいつか、お互いに全力で走り抜いて、今日のことを笑って話せる日が来るといいなと思います。6 年間本当にありがとうございました」。

2019年のJ1参入プレーオフで湘南と引き分け昇格を逃し、涙を見せる岩尾(左)=2019年12月14日、神奈川県平塚市のShonan BMW スタジアム平塚(現在・レモンガススタジアム)

5年連続で徳島のキャプテンを務めた岩尾。最終節の広島戦も司令塔として最後まで体を張ったプレーを見せた=鳴門ポカリスエットスタジアム

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2022-01-07 03:23:00Z
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