日本サッカー協会は7日、新型コロナウイルスの影響により、関東第一(東京B)が8日に行われる第100回全国高校サッカー選手権準決勝を辞退することを発表した。大会前に定められていた検査の結果、選手2人から陽性反応が検出された。残る大津(熊本)、高川学園(山口)、青森山田(青森)の3チームは全員の陰性が確認され、10日の決勝には、関東第一と対戦予定だった大津が進出することが決定した。
快進撃を続けていた関東第一が、悲劇に見舞われた。日本サッカー協会は関東第一の選手2人から新型コロナの陽性反応が検出されたこと、及び同校の準決勝辞退を発表した。当該選手は現時点で症状はなく、隔離中。選手を含めたチーム関係者から体調不良などの報告は上がっていない。小野貴裕監督は「今大会だけでなく、この2年間できる限りの対策を講じてきました。それでも陽性者が出てしまった以上、大会・相手校に迷惑はかけられないと判断しました。チームは動揺が隠せない状況です」などとコメントした。
今大会は、開幕前に登録全選手の検査を実施。準決勝前にも、4チームの検査を行った。7日朝の検体検査で陽性の疑いが認められ、その後PCR検査を実施。夕方頃、陽性反応が確認された。協会によると、大会感染対策ガイドラインの内規に基づき、選手30人とチーム役員で構成する正規登録チームに代わる予備登録チーム(登録30選手以外の14選手と正規登録チーム以外の役員)での出場も議論されたが、学校関係者と検討した結果、辞退を決断。選手にはこの日の夜までに辞退の旨が伝えられた。
2大会連続4度目の出場となる関東第一は、国立競技場で行われた開幕戦で中津東(大分)に6―0と勝利を飾ると、続く尚志(福島)との一戦も勝利し、初の2回戦突破。準々決勝ではJリーグ内定者4選手を擁する静岡学園(静岡)を下し、再び国立で戦う切符を手にしていた。
同じくコロナ下の開催となった前回大会時から、「人口の多い東京の学校だからこそ、一番感染予防には留意しなくては」(小野監督)と、練習後は真っ先に手を洗う選手たちの姿があった。しかし、無情にも新型コロナの猛威に襲われ、無念の出場辞退となった。
◆高校年代の大会における新型コロナによる主な出場辞退
▽野球 21年8月の全国高校選手権(甲子園)で、選手13人が陽性となった宮崎商が大会直前、1人が陽性となった東北学院(宮城)が2回戦直前に辞退。地方大会でも同年春のセンバツ覇者・東海大相模など9校が辞退した。
▽バスケットボール 20年12月の全国高校選手権(ウインターカップ)で男女7チームが欠場や棄権。開志国際(新潟)は1回戦の対戦相手に感染者が出たため、主催者から要請されて棄権した。
▽バレーボール 21年1月の全日本高校選手権(春高バレー)で前回王者・東山(京都)に選手1人の発熱者がいたため、高松工芸(香川)との試合直前に棄権。当該選手はその後、PCR検査を受け陽性判定。
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2022-01-07 21:00:00Z
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