2012年のロンドン五輪フェンシング男子フルーレ団体銀メダリストの三宅諒選手が4月30日、トレーニングと活動資金の工面を兼ねて始めたフードデリバリーサービス「Uber Eats」での配達アルバイトについて、「8軒回って4688円でした!」と初日の成果を報告しました。
Uber Eatsでの配達アルバイトに向けバッグも入手したことを報告していた三宅選手(画像は三宅諒noteから)
三宅選手は自身のnoteで、目標とする東京五輪は開催が2021年7月に延期されたものの、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大は収束せず、練習はおろかコンディションを整えることも難しく、先行きが見通せない現状を“薄闇の空を漂う風船の様な状況”と表現。
企業に所属せずにアスリート活動する三宅選手にとって、企業からの支援は生命線ですが、こうした状況下で無責任にスポンサーを得ることは企業にも自身にとってもばくちのようなものだと説明。これまでのスポンサーとの契約は、打ち切りではなく保留扱いにしていることを明かしています。
その上で、アスリートを支援する企業は“結果”そのものではなく、勝ってくれそうな“イメージ”を求めていると分析。企業に支援してもらえるアスリート像を再考する中で、それに近づく具体的な行動として自身で遠征費を稼ごうと思い立ち、体力面の衰えを防ぎつつ密の状態を極力避けられる仕事がUber eatsだったと説明しました。
「まず一歩を動き出していることで生み出した“イメージ”に対して共感し応援してもらえる方や企業の方がいれば僕は自信を持って頑張り続けることができる」(三宅選手)
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2020-05-01 04:00:00Z
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