Sabtu, 24 Februari 2024

【ボクシング】田中恒成、日本選手3人目の4階級制覇!バカセグアに3-0判定勝ち/ライブ詳細 - ボクシング - ニッカンスポーツ

<プロボクシング:WBO世界スーパーフライ級王座決定戦>◇24日◇東京・両国国技館

同級1位の田中恒成(28=畑中)が、同級2位クリスチャン・バカセグア(26=メキシコ)を破り、日本選手3人目の4階級制覇を成し遂げた。21戦目での4階級制覇は6階級制覇王者のオスカー・デラホーヤ(米国)の24戦を上回る最速。最高の形で4階級目のベルトを腰にまとった。4階級制覇をかけて戦い、初黒星を喫した20年大みそかの井岡一翔(志成)戦以来、約3年2カ月ぶりの世界戦で超エリートが輝きを取り戻した。 中盤からはボディー中心に優位に進めた。8回には相手から人生初のダウンを奪った。そのまま流れを許さず判定勝ちした。


田中恒成3-0
判定
×クリスチャン・バカセグア
WBO世界スーパーフライ級タイトル王座決定戦 4本のベルトを掲げ喜ぶ田中(中央)(撮影・鈴木みどり)
WBO世界スーパーフライ級タイトル王座決定戦 4本のベルトを掲げ喜ぶ田中(中央)(撮影・鈴木みどり)

試合経過

1回

開始から相手の出方を探るジャブの突き合い。バカセグアはプレッシャーをかけて右から左ボディーブローを決める。田中は様子を見ているのか手数が少ない。2分すぎにバカセグアの左ボディーブローが再びヒット。

<日刊採点 バカセグア10-9>


2回

開始から両者とも足を使ってジャブを突き合う。1分すぎにバカセグアの右ストレートが浅くヒット。田中は強い左ジャブを返す。2分すぎのバカセグアの連打は田中がウィービングですべてかわす。終盤はバカセグアがプレッシャーをかけてボディーを狙う。

<日刊採点 バカセグア10-9>

WBO世界スーパーフライ級タイトル王座決定戦 2回、バカセグア(左)を攻める田中(撮影・鈴木みどり)
WBO世界スーパーフライ級タイトル王座決定戦 2回、バカセグア(左)を攻める田中(撮影・鈴木みどり)
WBO世界スーパーフライ級タイトル王座決定戦 2回、バカセグア(右)を攻める田中(撮影・鈴木みどり)
WBO世界スーパーフライ級タイトル王座決定戦 2回、バカセグア(右)を攻める田中(撮影・鈴木みどり)
WBO世界スーパーフライ級タイトル王座決定戦 2回、バカセグア(右)を攻める田中(撮影・鈴木みどり)
WBO世界スーパーフライ級タイトル王座決定戦 2回、バカセグア(右)を攻める田中(撮影・鈴木みどり)

3回

開始からバカセグアが前に出て、田中はフットワークを使ってジャブを繰り出す。バカセグアは手数を出すも空振りも多い。1分すぎにバカセグアのボディーブローがヒット。田中もボディーブローを返す。後半もバカセグアが接近戦からボディーを狙うが、田中も右をカウンターで返す。

<日刊採点 バカセグア10-9>

WBO世界スーパーフライ級タイトル王座決定戦 3回 バカセグア(左)にパンチを見舞う田中(撮影・たえ見朱実)
WBO世界スーパーフライ級タイトル王座決定戦 3回 バカセグア(左)にパンチを見舞う田中(撮影・たえ見朱実)

4回

バカセグアは手数を出すが、田中の巧みなディフェンスで空振り。1分すぎから田中が前に出てプレッシャーをかける。中盤は田中の正確な左ジャブがヒット。2分すぎに田中が左ボディーブローから右ショートが当たる。

<日刊採点 田中10-9>

WBO世界スーパーフライ級タイトル王座決定戦 7回、バカセグア(左)を攻める田中(撮影・鈴木みどり)
WBO世界スーパーフライ級タイトル王座決定戦 7回、バカセグア(左)を攻める田中(撮影・鈴木みどり)

5回

開始からボディーの打ち合い。バカセグアが前進して打ち合いを挑むが、田中はしっかりとガード。50秒すぎに田中の右アッパーが浅くヒット。1分すぎに偶然のバッティングでバカセグアが右目の上から流血。再開後、バカセグアは体をつけて田中のボディーを打つ。田中も応戦して左ボディーブローを決めると、バカセグアが体を曲げて動きが一瞬だけ止まる。終盤は前に出るバカセグアに田中の右のショートアッパーが当たる。

<日刊採点 田中10-9>


6回

開始からバカセグアが前に出てボディーブローをたたきつけるが、田中が右アッパーでバカセグアのアゴをはね上げる。40秒すぎからの体をくっつけての打ち合いは、田中のボディーブローが威力で上回る。中盤以降もボディーの打ち合い。2分すぎに田中の左ボディーブローでバカセグアの動きが一瞬止まる。タフなバカセグアはそれでも前に出て手を出し続ける。

<日刊採点 田中10-9>

6回、バカセグア(左)に右アッパーを見舞う田中(撮影・たえ見朱実)
6回、バカセグア(左)に右アッパーを見舞う田中(撮影・たえ見朱実)
WBO世界スーパーフライ級タイトル王座決定戦 7回、バカセグア(右)を攻める田中(撮影・鈴木みどり)
WBO世界スーパーフライ級タイトル王座決定戦 7回、バカセグア(右)を攻める田中(撮影・鈴木みどり)
WBO世界スーパーフライ級タイトル王座決定戦 7回、バカセグア(右)を攻める田中(撮影・鈴木みどり)
WBO世界スーパーフライ級タイトル王座決定戦 7回、バカセグア(右)を攻める田中(撮影・鈴木みどり)

7回

開始からバカセグアが前進してがむしゃらに手数を出す。1分すぎに田中が距離をとって左ジャブを連発。バカセグアは体をくっつけて連打してくるが、田中はしっかりとガード。2分20秒すぎに田中の左ジャブから左ボディーブローが決まる。手数はバカセグアだが、有効打は田中か。

<日刊採点 田中10-9>

7回、バカセグア(左)を攻める田中(撮影・鈴木みどり)
7回、バカセグア(左)を攻める田中(撮影・鈴木みどり)

8回

田中は足をつかって冷静にジャブをつく。バカセグアが出てくると左ボディーアッパーを突き上げる。1分すぎに田中の右アッパーがバカセグアのアゴをはね上げる。それでもタフなバカセグアはパンチを繰り出して前進。1分50秒すぎに田中の左3連発がヒット。バカセグアは手数を出すが有効打がない。2分半すぎに田中の右強打の連発でバカセグアがキャンバスに手をついてダウン。立ち上がったバカセグアに右強打を再び決めるも終了のゴング。

<日刊採点 田中10-8>

WBO世界スーパーフライ級タイトル王座決定戦 8回 バカセグア(左)にパンチを見舞う田中(撮影・たえ見朱実)
WBO世界スーパーフライ級タイトル王座決定戦 8回 バカセグア(左)にパンチを見舞う田中(撮影・たえ見朱実)

9回

田中の右ストレートが先制打に。バカセグアは動きが重くなる。30秒すぎに田中の左アッパーが決まる。中盤は田中が強い左ジャブでペースを掌握。2分すぎから田中の右ストレートが再三ヒット。バカセグアは前に出るがパンチが当たらない。

<日刊採点 田中10-9>

WBO世界スーパーフライ級タイトル王座決定戦 9回 バカセグア(右)にパンチを見舞う田中(撮影・たえ見朱実)
WBO世界スーパーフライ級タイトル王座決定戦 9回 バカセグア(右)にパンチを見舞う田中(撮影・たえ見朱実)

10回

前に出るバカセグアは田中に体をくっつけて連打。田中は冷静にガード。中盤は前進するバカセグアに田中が左ボディーブローで迎え撃つ。後半は田中が軽快なフットワークで距離をとり、残り30秒で右ストレート3連発。

<日刊採点 田中10-9>


11回

バカセグアが頭をつけて田中のボディーを狙う。田中はサイドに回り込んでアッパーを突き上げる。中盤もバカセグアが執拗(しつよう)な接近戦に持ち込むが、田中の右ストレート、左ボディーアッパーがカウンターで決まる。終盤に田中の右ボディーブローでバカセグアが体を折る。田中がボディーブローを連発したところで終了のゴング。

<日刊採点 田中10-9>


12回

開始早々、田中のワンツーが決まる。バカセグアは前進してパンチを振り回すが精度は低い。中盤に田中が左アッパーを決め、右ストレート2連発がヒット。バカセグアがふらつく。終盤も田中が左ジャブでペースを掌握。ロープを背にした田中の右が決まったところで試合終了のゴング。

<日刊採点 田中10-9>

12回 バカセグア(右)にパンチを見舞う田中(撮影・たえ見朱実)
12回 バカセグア(右)にパンチを見舞う田中(撮影・たえ見朱実)
12回、バカセグア(左)の顔面をヒットさせる田中(撮影・鈴木みどり)
12回、バカセグア(左)の顔面をヒットさせる田中(撮影・鈴木みどり)

判定

田中が3-0の判定で4階級制覇に成功


戦いに華を添える雪平莉左&新唯のラウンドガール「黄金コンビ」


田中恒成VSバカセグア WBC世界バンタム級比較表

【イラスト】WBOスーパーフライ級比較表
【イラスト】WBOスーパーフライ級比較表

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2024-02-24 10:38:00Z
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