日本相撲協会では今回の問題について先月、コンプライアンス委員会に事実関係の調査と処分意見の答申を委嘱していて23日はその内容も合わせて発表されました。
それによりますと今回、宮城野親方には3種類の違反があったということです。
▽1つ目が、北青鵬に対する監督が不十分だったことで、2人の後輩力士に対する暴行などを防止できなかったとする「監督義務違反」。
▽2つ目が北青鵬の暴力行為などを知ったにも関わらず、速やかに協会のコンプライアンスの担当理事に報告しなかったなどとする「報告義務違反」です。
これについて委員会は「北青鵬に対する監督と協会への報告を怠った結果、被害者2人に対する常態化した暴力被害を生じさせた」と厳しく非難しています。
▽そして、3つ目は部屋の内部で行った聞き取り調査に参加させた部外者が所属する力士などに口止め工作を行い、事実認定をゆがめる危険を生じさせて相撲協会の調査を妨害したとする「調査協力義務違反」です。
これについては宮城野親方が口止め工作を意図的に指示したとは認められないまでも、聞き取り調査に部外者を同席させることなどを依頼したことに原因があったと判断しました。
さらに、宮城野親方が現役時代に3回の処分を受けていることも勘案し、「相撲協会の委員の職にとどまらせることは不適当であり、その責任は極めて重大であるから、降格および報酬減額の懲戒処分が相当と判断した」と結論づけています。
そして、協会は臨時理事会でこれらの調査結果と処分意見を踏まえて最終的な処分を決めました。
協会で広報部長を務める元横綱・大乃国の芝田山親方はコンプライアンス委員会の委員の一部から、宮城野親方については「相撲協会から排除するべきではないか」という厳しい意見が出たことを明かしたうえで「彼の残した足跡は大きなものがあるわけだから、それに負けないでしっかりと今後、頑張ってやってもらいたい」と話していました。
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2024-02-23 07:48:46Z
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