ドジャース山本由伸投手(25)が17日(日本時間18日)、キャンプイン後初のライブBP(実戦想定の投球練習)で登板した。

主力野手のベッツ、バーンズ、フリーマン、マンシー、ヘイワード、マーゴーを相手に28球。詰まった当たりの安打性1本に抑え、順調な仕上がりを披露した。MLBでルール化されている「ピッチクロック」対策として、捕手からのサインを音声で伝達する機器「ピッチコム」も試した。

この日の練習前、ロバーツ監督は山本の能力を改めて称賛。「先発の軸になることを確信している。速球はストライクゾーンの隅に投げることができ、カーブ、スライダー、チェンジアップ、スプリット、どれもストライクが取れて武器になる。左打者からも右打者からもアウトにできる」と評し、続けて「とても頭がよく、しっかり準備して、どうやってメジャーの打者を打ち取るか、理解してくれるだろう」と話した。

山本はキャンプインしてから9日目。新天地での同僚との交流や環境への適応について、同監督は「練習の時はすごく集中しているが、それ以外ではよく笑っている。ここにいることを心地よく感じているのは、とても大事なこと。いい笑顔がある。ショウヘイはもっと笑っているね。私はショウヘイの笑顔も好きだ」と話し、チームになじんでいる山本と大谷を見てうれしそうだった。