阪神藤川球児投手(39)が12日、右肩のコンディション不良で出場選手登録を抹消された。

今後は14日以降に2軍に合流し、鳴尾浜で調整を行う予定。藤川は「大事なポジションなだけに、今の状態ではチームの力になれないので、1日も早くコンディションを回復させられるように努めます」とコメントした。

前日11日DeNA戦(甲子園)では、1点リードの9回に登板するも、1死一塁から桑原に中前打を浴び、中堅手植田の後逸で一気に生還を許し同点に。続く1死一塁からソトに勝ち越しの2ランを浴び、2敗目を喫していた。

今季はここまで5試合に登板し防御率15・75。うち4試合で失点し、毎試合走者を出すなど不安定な投球が続いていた。2セーブを挙げているが2敗も喫し、昨季の安定した守護神ぶりはまだ見せられていない。日米通算250セーブまであと5。早期の完全復調が待たれる。

★今季の藤川のここまでの登板内容

▼6月23日ヤクルト戦(神宮) 9回に今季初登板。セーブ機会のない4点差での登板だったが、1回2安打1失点。

▼6月25日ヤクルト戦(神宮) 1点リードの9回にマウンドに上がったが、2死一、二塁からヤクルト西浦にサヨナラ3ランを浴び今季初黒星。試合後は「悔しいし、絶対にやり返します」とリベンジを誓った。

▼6月27日DeNA戦(横浜) 9回にサンズの3ランで逆転した直後に登板。2死満塁のピンチを招くも、粘りの投球で無失点に抑え今季初セーブ。

▼7月9日巨人戦(甲子園) 2-0の9回に今季本拠地初登板。先頭の中島にストレートの四球を与え、2死一塁から大城、亀井の連打で1点をかえされたが、最後は石川をフォークで右飛。リードを守り2セーブ目を挙げた。

▼7月11日巨人戦(甲子園) 1点差の9回にマウンドへ。1死一塁から桑原に中前打を浴び、中堅手植田の後逸で同点の生還を許す。続く1死一塁からソトに勝ち越しの2ランを浴び、2敗目を喫した。