ロシアのイタル・タス通信は8日、フィギュアスケート女子で18年平昌五輪8位のマリア・ソツコワ(20=ロシア)が現役を引退すると報じた。

ソツコワがこの日更新したインスタグラムで「残念ながら、全てがいつかは終わるのです」などとつづった内容を引用。そこには健康的な問題を抱えるようになったこと、周囲への感謝などが記されている。

ソツコワは16年世界ジュニア選手権で本田真凜に次ぐ2位。16~17年シーズンからシニアに転向した。

平昌五輪シーズンは17年12月のグランプリ(GP)ファイナルで、ザギトワ(ロシア)に続く2位と躍進。ザギトワ、メドベージェワと共に「ロシアからの五輪選手(OAR)」として臨んだ大舞台は、ショートプログラム(SP)で12位と出遅れたが、8位入賞と健闘した。

五輪後は国内の他選手の台頭もあり、欧州選手権出場などを逃していた。華やかな衣装とともに、優雅な滑りでファンを魅了したスケーターが、人生の節目を迎えた。