元世界2階級制覇王者で現WBA世界フライ級2位の京口紘人(30=ワタナベ)が世界ランカー対決で判定負けを喫した。メインイベントでIBF世界同級10位ビンス・パラス(25=フィリピン)との同級10回戦に臨み、0-3(93-97×2、94-96)の判定負けとなった。序盤からワンツー、左ボディーなどを的確にヒットさせ、プレッシャーをかけて手数多く攻めてきたパラスに対処。終盤も見せ場をつくって攻めたものの、ポイントは競り負けた。22年11月、寺地拳四朗(BMB)とのライトフライ級王座統一戦で敗れて以来の黒星となった。

京口は18年5月、当時IBF世界ミニマム級王者として迎え撃ち、大差判定で撃破したパラスとの6年ぶりの再戦だったが、リベンジを許してしまった。世界3階級制覇&年内の世界挑戦を目指してオファーを受けたパラスとの世界ランカー対決だった。23年5月、花田歩夢(フリー)、同10月には元日本ミニマム級王者石沢開(M・T)と日本人選手に連勝していた危険なパラスに足元をすくわれてしまった。

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