Sabtu, 25 Mei 2024

ACL決勝に挑んだ横浜FM、GKポープ退場で10人奮闘も大量5失点…史上初のアジア制覇ならず - ゲキサカ

[5.25 ACL決勝第2戦 アルアイン 5-1 横浜FM ハッザビンザイード]

 横浜F・マリノスは25日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦でアルアイン(UAE)と対戦し、1-5で敗れた。第1戦の1点リードを前半33分までにひっくり返され、同40分にFWヤン・マテウスのゴールで追いついたが、前半終了間際にGKポープ・ウィリアムが一発退場。10人で迎えた後半に3点を勝ち越され、2戦合計スコア3-6でクラブ史上初のアジア制覇を逃した。

 アジア王座をかけた敵地での最終決戦。第1戦を2-1で制した横浜FMはベストメンバー布陣で乗り込み、3トップにFWエウベル、FWアンデルソン・ロペス、FWヤン・マテウスを並べた。また負傷者が続発していた最終ラインでは決勝第1戦で足首を痛めたDF畠中槙之輔が復帰。出場停止明けのDF上島拓巳とCBコンビを組んだ。

 試合は立ち上がりから大きく動いた。まずは前半9分、横浜FMは畠中のクリアをMFヤヒア・ナデルに拾われ、ワンタッチスルーパスからカウンターを許すと、FWソフィアン・ラヒミとナデルのトリッキーなパス交換でゴール前を崩され、ラヒミに決められ失点。早々に第1戦のリードを帳消しにされた。

 さらに前半28分、DFバンダル・アルアフバビのスルーパスからラヒミに抜け出され、畠中が背走での対応を強いられると、ペナルティエリア内での接触によりラヒミが転倒。主審は一度ラヒミにシミュレーションによるイエローカードを提示したが、VARが介入した結果、PKに判定が覆り、これをFWアレハンドロ・ロメロに決められた。

 2戦合計スコアでひっくり返された横浜FMも前半40分、敵陣に流れたボールにヤン・マテウスが猛烈なプレッシャーをかけ、DFクアム・クアディオから奪ってそのままゴール前へ。最後は鋭い切り返しで利き足の左に持ち出すと、強烈なシュートでゴールを破り、2戦合計スコア3-3の同点とした。

 ところが前半アディショナルタイム10分、横浜FMに痛いアクシデント。局面でのぶつかり合いが続いた後、A・ロメロのスルーパスからラヒミに抜け出されると、GKポープ・ウィリアムがペナルティエリア外で倒して一発退場を強いられる。エウベルに代わってACLデビューのGK白坂楓馬が投入され、残り時間を10人で戦う形となった。

 後半は4-4-1のシステムで守る横浜FMがアルアインの攻撃を冷静に耐え、危なげなく時間を進めるが、相手がエースFWコジョ・ラバを投入してきた直後の後半15分にまたも痛いアクシデント。畠中が膝を痛めてプレーを続けることができなくなり、MF喜田拓也とともにピッチを退き、DFエドゥアルドとMF山根陸がピッチに送り込まれた。

 そうして迎えた後半22分、横浜FMは再びビハインドに追い込まれた。第1戦欠場だったラバのポストプレーに対応できず、深い位置まで押し込まれると、左からのクロスは上島がダイビングヘッドでクリア。だが、こぼれ球を拾ったラヒミにDF永戸勝也がかわされ、左足シュートを突き刺された。

 さらに後半31分、横浜FMはラヒミの縦パスをA・ロメロにつながれ、最後はラバにヒールで押し込まれたが、これはオフサイドで命拾い。同34分、最後の交代カードでヤン・マテウスに代わってFW宮市亮を入れ、4-3-2のシステムで大勝負に出た。

 ところがその後はアルアインに時間を使われ、後半アディショナルタイム1分にダメ押し。相手のスルーパスを処理しようとした白坂の足の間をボールがすり抜け、ラバに無人のゴールに流し込まれた。アルアインは同6分にもラバがゴールを重ね、そのままタイムアップ。現行ACL最後のトロフィーはアルアインが掲げた。


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2024-05-25 18:16:00Z
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