阪神がノーヒットノーランを喫した一戦から一夜明け、今季9度目の完封勝ちでやり返した。この日の勝利で交流戦前の首位が確定した。

初回、虎打線に久々に安打が出た。2死から3番森下翔太外野手(23)が、赤星から中前打。二塁吉川のグラブをはじく強い当たりで、ヒットとすると、4番大山悠輔内野手(29)も右前打。この回は得点にはならなかったが、前夜戸郷に許したノーヒットノーランの“流れ”をすぐに断ち切った。

すると2回。先頭のシェルドン・ノイジー外野手(29)が中前打で出塁し、梅野が初球で犠打を決め2死二塁で、木浪聖也内野手(29)が、右翼線へ先制の適時二塁打を放った。4回には先頭の渡辺諒内野手(29)が今季1号。5回にも2死二塁から、森下が3日巨人戦以来22日ぶりの適時打を放ち、1点ずつを積み重ねた。

投げては先発のジェレミー・ビーズリー投手(28)が6回3安打無失点と好投し2勝目。今季は2軍戦から数えて、これで40イニング連続無失点となった。

岡田彰布監督(66)が前回指揮を執っていた06年、中日山本昌にノーヒットノーランを喫した翌日、チームは2-0で勝利すると破竹の9連勝。今回も連勝街道となるか?

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