6年ぶりに4番に抜てきされた阪神原口文仁内野手(32)の打棒から、先制点が生み出された。

1死二、三塁のチャンスで迎えた第1打席、フルカウントからの7球目だ。中日梅津の外角スライダーを引っ張り、痛烈な打球で三塁手石川昂のグラブをかすめ、遊撃手の村松が捕球して送球するも全力疾走でセーフ。結果はエラーとなったが、今季初打点でいきなり仕事を果たした。

なおも1死一、三塁からは糸原健斗内野手(31)が外角フォークに食らいついて左前適時打を放ち、2点目を奪った。糸原は「先制した直後でしたが、自分も後ろへつなぐ意識をもって打席に立ちました。会心の当たりではなかったですが、タイムリーになってくれてよかったです」とコメントした。

この日は打撃不振の阪神大山悠輔内野手(29)が、昨季からの第2次岡田政権192試合目(CS、日本シリーズも含む)で初のベンチスタート。岡田彰布監督(66)による大幅の打線のテコ入れが、見事にはまった。

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