参加した1人、大学3年生の奥野陸希さんは地元大阪を離れて秋田の強豪、明桜高校で甲子園出場を目指しました。
しかし、奥野さんの学年にとって最後の夏は大会が中止となり、県独自の大会で優勝したものの、甲子園出場は果たせず「頭が真っ白になって、なんとも言い表せないような悲しみがあった」と寮の部屋で泣いたと言います。
その思いは3年たっても消えず、ことしの夏の全国高校野球に出場した後輩たちを甲子園球場のアルプススタンドで応援しましたが「独自大会で優勝した自分たちもこの舞台に立てていたかもしれないと思うと、正直、嫉妬心はあります」と複雑な心境をのぞかせました。
そうした中で迎えた29日、奥野さんは、3年越しに甲子園のグラウンドに立ちました。
同学年のチームメート30人のうち、大学の部活動や、仕事の都合で集まることができたのは9人となりましたが、仲間とともに高校時代のユニフォームを着て、入場行進でグラウンドの土を力強く踏み締めました。
そして、5分間のノックでは、ショートのポジションに入り、チームメートと笑顔でプレーしていました。
奥野さんは「ずっときょうまで心の中で残り続けていたもやもやが晴らせました。ずっと目指していた甲子園にこういう形で立つことができて、人生の中で重要な思い出になると思います」と充実した表情を見せていました。
そして「僕らの世代にしかない経験ができたので、今後の人生に生かしたい」と力強く話し、新たな一歩を踏み出すきっかけとなった様子でした。
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2023-11-29 09:28:29Z
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