プロ野球・日本ハムからオリックスに交換トレードで加入した吉田輝星投手(22)の入団会見が29日、大阪市内であった。「進化しないと生き残れない。新しい環境になって、もう一回、自分を見つめ直してやりたい」と吉田。背番号は23に決まった。
吉田は2018年の全国高校野球選手権大会で金足農(秋田)のエースとして準優勝に輝き、同年秋のドラフト1位で日本ハムに入団した。昨季は主に中継ぎとして51試合に登板。今季は調子が上がらず3試合の登板にとどまった。通算成績は64試合、3勝9敗、5ホールド。
オリックスは3年連続沢村賞の山本由伸がポスティング制度での大リーグ移籍がほぼ確実で、今季11勝の山崎福也も日本ハムへフリーエージェント移籍した。吉田は「求められたところで、まずは結果を出していきたい」と言いつつ、先発2枠が抜け、「すごい自分にとってはチャンス」と意欲を見せた。
福良淳一GMによると、同じ秋田出身の中嶋聡監督は「(吉田を)ずっと気にしていた」という。起用法は「現場と考える」としたが、甲子園の元スターが入団するとあって、「人気も出るんじゃないですか」と満足そうだった。
会見の主な一問一答は次の通り。
――入団が決まって、今の気持ちは。
「数日前に、ちょうどファイターズの球団納会があって、その前にその話をされた。そのときはチームメートに頑張れって言ってもらって、気持ちの整理もつかなかったけど、今はようやく落ち着いて、オリックスでしっかり頑張ろうと思っています」
――万波選手が同期会を開き、涙したみたいな話も。
「僕の送別会みたいな感じでやってくれてたんですけど、僕以外の人たちはどんどん泣いていって。ちょっと不思議な感じだった。先輩とかも泣いてくれてうれしかったです」
――オリックス球団から、プレー面で印象的な言葉をかけられたか。
「『良いボールを投げられている』と言ってもらったので、それは自分の中で常に自信にもってやっていきたい」
――3連覇したオリックスは、どんな球団というイメージか。
「打線もすごくいいですし、特に投手陣は球速が速かった。するべくして3連覇したチームだなと。対戦して、常に圧力は感じていました」
――投げたいポジションは。
「そういうポジションは、やっぱり自分でキャンプからアピールしてつかめていけたらいいなと思うので、けがをしないようにやっていきたい」
――話を聞いてみたい投手は。
「先輩、後輩に限らず、すごく良い投手ばっかりなんで、いろんな人に話を聞いて、自分のものになることが少しでもあれば」
――アピールしたいポイントは。
「ストレートはプロに入っても磨き続けたいと思っている。オリックスでもストレートに自信を持っていますと言えるように練習したいです」
――関西は初めて。どんなイメージか。
「甲子園と、大阪に修学旅行でしか行ったことがない。そのときは無難にたこ焼きを食べました。京都も行ったんですけど、大阪はUSJとか。あとは道頓堀のグリコのマークの前で、ポーズをとって写真を撮った。普通の高校生が行くところです」
――他に行ってみたいところは。
「本当にわからないので、これからいろんな人に教えてもらいたい」
――オリックスのファンへ。
「トレードで入ってきたので、自分がしっかり活躍して、早く名前を覚えてもらって、オリックスのチームメートとして受けいれられるように精いっぱい頑張ります」
――オリックスの中嶋監督は同じ秋田県出身。
「シーズン中、何回も試合するたびにあいさつに行かせてもらって、その時は敵チームの僕にも勇気づけるというか、自信になるような言葉を常にかけてもらった。男気があるというか、秋田っぽさを僕は勝手に感じたんですけど。言葉ではちょっと言いづらいけど、すごく優しい監督さんだなっていうイメージを常に持っていました」(室田賢)
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2023-11-29 07:11:48Z
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