Kamis, 23 November 2023

阪神とオリックスの優勝パレード 地元の大阪・兵庫で同時開催|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp

プロ野球、阪神とオリックスのリーグ優勝を祝うパレードが地元の大阪と兵庫で同時に行われ、選手たちは大勢の人たちと優勝の喜びを分かち合いました。

今シーズンのプロ野球は、セ・リーグでは阪神が18年ぶりに優勝し、パ・リーグではオリックスが3連覇を果たしました。
日本シリーズは59年ぶりに関西に本拠地のあるチームどうしの対決となり、阪神が4勝3敗で制し38年ぶりの日本一に輝きました。
23日は、両チームのリーグ優勝を祝って地元の大阪と兵庫の2つの会場で午前と午後、同時にパレードが行われました。
午前中は、阪神が神戸市の三宮周辺、オリックスは大阪・御堂筋で行い、主催者の発表で神戸市に30万人、大阪に20万人のファンが詰めかけました。
午後は入れ代わって、阪神が大阪・御堂筋、オリックスが神戸市の三宮周辺で行い、このうち阪神のパレードには主催者の発表で35万人が詰めかけ、選手たちは笑顔で手を振るなどして声援に応えていました。
またオリックスのパレードには、主催者の発表で15万人が詰めかけました。
ユニフォームを着たファンがお目当ての選手の姿を写真に撮るなどしていました。
パレードの終了地点となる「メリケンパーク」に到着したバスからは、山崎颯一郎投手や山下舜平大投手などが笑顔を見せ、大きく手を振るなどしてファンに応えていました。

【大阪 御堂筋では】
大阪市の御堂筋では午後には、阪神の優勝パレードが行われました。
沿道には、パレードが始まる前から阪神のユニフォームを身にまとったり、選手の名前入りのタオルを持参したりした大勢のファンが詰めかけ、幾重にも列ができていました。
そして、選手たちを乗せたバスが前を通ると、集まった人たちは選手の名前を呼び、手を振ったりタオルを掲げたりしながら声援を送っていました。
北海道から訪れたという40代の男性は、「ずっと阪神ファンだったので優勝パレードに立ち会えて最高でした」と話していました。
また、寝屋川市の20代の女性は、「選手の皆さんが笑顔でうれしくなりました。最近は忙しくて球場に行けず、ことし初めて選手たちを生で見られたのでよかったです」と話していました。
一緒に訪れた80代の祖父は、「選手たちを見ることができて、早い時間から待っていたかいがありました。よい思い出になりました」と話していました。
大阪府警察本部によりますと、23日は警察官およそ800人態勢で警戒にあたり、大きな混乱などはなかったということです。

【神戸では】
神戸市内では午後からオリックスの優勝パレードが、午前中の阪神と同じコースで行われました。
スタート地点の東遊園地の周辺には、オリックスのユニフォームを着たファンが詰めかけたほか、阪神のユニフォームを着た人たちの姿も見られ、オリックスの選手たちがバスに乗ってパレードが始まると、選手の名前を呼んだり、歓声を上げたりしていました。
神戸市兵庫区から親子で来たという37歳の女性は、「日本シリーズ以来、久しぶりに選手たちに会えてうれしかったです。楽しいシーズンを見させていただいたので、ありがとうと伝えました」と話していました。
また、阪神のユニフォームを着てオリックスのパレードを見ていた神戸市中央区の男子高校生は、「午前中は阪神のパレードを見て、午後はWBCに出ていたオリックスの選手を見に来ました。オリックスは力があるので頑張ってほしいですが、来年も阪神が優勝します」と話していました。
パレード終了地点の神戸市のメリケンパークでは、オリックスの選手たちが乗ったパレード用のバスが到着すると、詰めかけたファンは、選手の顔写真を貼り付けたうちわを振ったり、写真を撮ったりして「来年も優勝してね」などと、大きな声援を送っていました。
岡山市から来たオリックスファンの大学生は、「大好きな西野真弘選手と目が合いました。このまま中嶋聡監督のもとで4連覇、5連覇と続いていってほしい」と話していました。

【阪神 岡田監督“1年間やりきった感じに”】
阪神の岡田彰布監督はパレードを終えたあとに、「こんなにたくさんの人に集まってもらって、手を振って両肩がだいぶ疲れていますね。『ありがとう』という言葉が多かったので、1年間やりきったという感じになった」と独特の“岡田節”を交えながら振り返りました。
パレードの雰囲気については、「甲子園球場とはちょっと違ってタイガースファンの結集というか、すべてのファンの声を聞いた感じがした」と、集まったファンの多さに驚いた様子でした。
そのうえで、「もう少し優勝の余韻に浸って、それが過ぎたら来年へ切り替えてまた頑張っていきたい」と話していました。

【阪神 近本選手“パレードでしかできない経験”】
阪神の選手会長、近本光司選手は、「一人一人のファンの顔を見られたし、声も聞けたと思う。人の多さも特別で、甲子園球場は4万5000人が入るが、レベルが違った。これはパレードでしかできない経験だと感じた」と振り返りました。
その上で、「ビールかけをしたいということと、パレードをもう1度したいということはよく聞くことば。『なんでかな?』と思っていたが、ことし経験して『もう1度したい』となりますね、これは」と話していました。

【オリックス 中嶋監督“来年もパレードを”】
オリックスの中嶋聡監督は、「パレードの人の多さにびっくりした。多くの人が手を振ってくれてありがたかった」と振り返りました。
中嶋監督は選手時代に優勝パレードを経験していて、「1996年、オリックスで選手だったときに神戸市で日本一のパレードをしていたので、『あの時はどこを回ったかな』などと考えながら景色を見ていた。当時の本拠地・神戸でパレードができるとは思っていなかった」と笑顔を見せました。
また来シーズンについて聞かれ、「はっきりとは言わないが、来年もパレードをぜひやりたい」とリーグ4連覇への決意を語っていました。

【オリックス 杉本選手“一片の悔いなし”】
選手会長の杉本裕太郎選手は、「パレードを終えてリーグ優勝してよかったなと改めて感じた。想像していた以上に、たくさんの人に来てもらえた。来年もパレードをして、こういう思いをしたいので、ファンの声援に応えられるように頑張っていきたい」と話しました。
杉本選手は、ファンから漫画「北斗の拳」のキャラクター“ラオウ”とも呼ばれ親しまれていて、右腕を空に向けて突き上げながらの「わが生涯に一片の悔い無し」というセリフにかけて、「わが優勝パレードに一片の悔いなし」と話し、同じポーズを見せて笑顔を見せていました。

【大阪府 吉村知事】
プロ野球・阪神とオリックスの優勝を祝うパレードについて大阪府の吉村知事が取材に応じ、「事故なく無事に開催でき、両チームの監督や選手、ファンに喜んでもらえる機会を作ることができてよかった。これが大阪・関西がさらに盛り上がるきっかけになってほしい」と述べました。
一方、パレードの開催費用およそ5億円について、大阪府や兵庫県、それに経済団体などで作る実行委員会は、個人から寄付を募るクラウドファンディングを受けつけていましたが1億円ほどにとどまり、企業からの寄付をあわせて必要な資金を確保しました。
これについて、吉村知事は「1万人以上の人がおよそ1億円を寄付してくれたことはすごく大きなことで感謝している。目標に達していないと言われるかもしれないが、府が費用を出すことなくパレードを開催できたことは大成功だ」と話していました。

【兵庫県 斎藤知事】
兵庫県の斎藤知事は阪神とオリックスの優勝パレードが終わったあと、報道各社からの取材に応じ、「両球団の今回の健闘をたたえたい」と述べました。
その上で、「午前午後ともすごく多くの人に来ていただき、協賛いただいた方、スタッフ、すべての皆さんに感謝したい。約20年ぶりのパレードで、神戸市民や兵庫県民も待ちに待った機会だったと思う。開催できて本当によかった」と話していました。

【神戸市 久元市長】
また、神戸市の久元市長は「パレードをしたフラワーロードの光景は初めて見る光景で大変感動した。阪神・淡路大震災の年にオリックスが優勝したことは、すごく励みになったし、スポーツの力が大きいということは今でも変わらない。準本拠地としてこれからも神戸で試合をしていただき、市民をあげてオリックスを応援したい」と話していました。

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2023-11-23 09:21:00Z
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