Senin, 20 Maret 2023

侍ジャパン、メキシコ戦は山本由伸が救援で待機…3大会ぶりの決勝へ栗山監督「崩れないことが絶対条件」 - 読売新聞オンライン

 野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)に出場中の日本代表「侍ジャパン」は20日午後7時(日本時間21日午前8時)から、メキシコ代表との準決勝に臨む。日本は2009年以来、3大会ぶりの決勝進出をかけ、昨季史上最年少で完全試合を達成した佐々木朗希(21)(千葉ロッテマリーンズ)が先発する。

 決戦の地に日本代表が足を踏み入れた。準決勝と決勝が行われるローンデポ・パークでの初練習。最終調整する選手たちを見守った栗山監督は「素晴らしい環境の中で、選手たちは緊張感のある、すごくいい表情をしている」と頼もしそうに語った。

 宮崎でのキャンプインから約1か月。若手との意思疎通を熱心に深めてきたダルビッシュ(パドレス)ら選手の自主性を重んじてきた。一体感とともに力強さを増したチームは本番が始まると、大谷(エンゼルス)ら上位打線が引っ張り、点を取られてもすぐに取り返す。準々決勝では不振だった村上(ヤクルト)に快音が戻り、投手陣は5試合で計11失点に抑えてきた。

 大リーガーを多く擁するメキシコは、1次ラウンドで前回王者の米国に打ち勝って首位で突破。準々決勝ではプエルトリコに逆転勝ちして勢いに乗る。さらに、ほとんどの日本選手にプレー経験がない試合会場は、多くの観客がメキシコを応援する「アウェー」の雰囲気も予想される。

 それでも、指揮官の信頼は揺るがない。栗山監督は「環境が違っても、言い訳にしかならない。それもひっくるめて今の選手たちだったら乗り越えてくれる」と言葉に力を込める。

 勝つための策は柔軟かつ大胆だ。イタリアとの準々決勝ではダルビッシュを4番手で投入した。準決勝では佐々木を先発させ、山本(オリックス)を救援で待機させる構えだ。栗山監督は「できることをしっかりやりきって、こっちから崩れないことが絶対条件。我慢できれば、(勝つ)可能性は必ず出てくる」と言う。過去2大会ははね返されてきた準決勝。乗り越える力は備わっている。(田中誠之)

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2023-03-20 10:19:00Z
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