野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」は21日(日本時間22日)、アメリカフロリダ州マイアミで決勝が行われ、日本代表「侍ジャパン」が3―2で連覇を狙ったアメリカ代表を破り、3大会ぶり3度目の優勝を果たした。
侍ジャパンは1点を先制された直後の二回、村上宗隆(ヤクルト)が同点ソロ本塁打を放つと、さらに連打と四球の一死満塁から、ラーズ・ヌートバー(米カージナルス)の内野ゴロの間に勝ち越した。四回には岡本和真(巨人)のソロ本塁打で追加点を挙げた。侍ジャパン投手陣は先発の今永昇太(DeNA)が二回にターナーに先制本塁打を浴びた。しかし、三回以降はダルビッシュ有(米パドレス)、大谷翔平(米エンゼルス)ら6人の投手をつぎ込み、アメリカの反撃を1点でしのいで逃げ切った。
1点リードの九回、最後のマウンドは指名打者で出場していた大谷が任された。二死となって迎えた打者は、現役最高野手と呼ばれるトラウト。エンゼルスの同僚で仲の良い強打者から空振り三振を奪うというフィナーレに、大谷は両手を広げて叫び、グラブと帽子を投げ捨てた。「間違いなく今まででベストな瞬間」だった。
ベンチには二刀流を支えてくれた人がいた。「栗山監督じゃなかったら、お世話になっていなかった」。高校から大リーグ挑戦を公言してきたが、翻意して北海道日本ハムファイターズに入団した。交渉で「投手と野手、両方やろう」と説いたのが栗山監督だった。
懐疑論の中で成長し、投打で同時に出場する「リアル二刀流」を本格的に始めた2016年、日本一を達成。「世界一の選手を目指す」と18年に渡米した。師弟関係はいったん完結したが、物語には続きがあった。栗山監督が代表監督に就任し、WBCで再びコンビを組む機会が巡ってきた。
https://news.google.com/rss/articles/CBMiOWh0dHBzOi8vd3d3LnlvbWl1cmkuY28uanAvc3BvcnRzL3diYy8yMDIzMDMyMi1PWVQxVDUwMjEwL9IBAA?oc=5
2023-03-22 11:09:00Z
1862733637
Tidak ada komentar:
Posting Komentar