Rabu, 28 Desember 2022

日本代表 森保監督 続投会見【速報中】“契約は次のW杯まで” - nhk.or.jp

サッカー、ワールドカップカタール大会で日本代表を決勝トーナメント進出に導いた森保一監督の続投が決まり、正式に発表されました。

これまでにワールドカップで指揮を執った日本代表の監督はいずれも大会終了後に交代していて、大会後も続投するのは森保監督が初めてとなります。

午後5時半から1時間ほどにわたって森保監督も出席して東京都内で行われた記者会見での発言内容をまとめました。

《記者会見 発言内容詳細》

17:30会見始まる 森保監督の続投が正式発表に

記者会見は都内のホテルで午後5時半から始まりました。会見の冒頭、森保一監督の続投が日本サッカー協会から正式に発表されました。

田嶋会長「契約期間は次のワールドカップまで」

日本サッカー協会の田嶋幸三会長は「ベスト8の新しい景色は見られなかったが、新しい景色を見るためには一番ふさわしい監督であるということが一番のポイントとなった。日本サッカー界、日本社会にポジティブな影響を与えた。国際的に日本サッカーの地位を高めた」と続投の理由を説明しました。そのうえで「契約の期間は次のワールドカップまでだ。これからベストエイトを目指す監督として恥ずかしくない金額で契約した」と明らかにしました。

森保監督「まだ見ぬ新しい景色を見るために」

「日本代表監督をもう一度続けていくということにおいては非常に光栄な気持ちだ。ミッションに向けての難しさ、責任の重さを考えると身の引き締まる思いだ」と率直な思いを語りました。そのうえで「まだ見ぬ新しい景色を見るために向かう道のりではあるが、一戦一戦結果に覚悟を持って挑戦していきたい。これまでの日本サッカーの歴史の積み上げを生かしつつ次のワールドカップに向けて確実に積み上げをしていけるように勇気を持って挑戦し続ける。選手や日本のサッカー、スポーツの価値を上げるよう全力を尽くす」と意気込みを話しました。

会見は質疑応答へ 続投が決まった気持ちは

会見開始から10分ほどがたち報道各社などからの質疑応答が始まりました。森保監督は「一番大きな気持ちの部分では責任の重さを感じる。身の引き締まる思いでいる」と話しました。そして続投については「ワールドカップが終わってから少し意識し始めた。それまではワールドカップに向けて全身全霊で目標を達成できることを考えて仕事に向き合ってきた」と説明しました。

続投を決めた理由は

森保監督は「カタール大会では悔しい思いで終わった。代表監督は本当に最高に幸せな仕事だ」と語ったうえで「日本人である喜びと誇りを持って挑めるすばらしい職業なので続投を決めた」と説明しました。

今後の体制について

大会終了後、代表チームを支えたコーチ陣はJリーグのチームの監督やコーチなどへの就任が決まっています。今後の体制について森保監督は「新たなコーチに仲間となってもらい次のワールドカップに向けて一緒に戦いたい。現段階ではまだリストアップしている状況だ」とこれから固めていくことを明らかにしました。そして「できればまずは日本のために戦いたいという気持ちを持っている人、日本の未来にバトンを渡せるようなコーチを選んでいきたい」と求める資質を説明しました。

続投の理由は 反町氏「同じ方向 向かせることにたけている」

反町康治技術委員長は「代表の監督というのは本当に短いスパンで結果を出さないといけない難しいミッションだ。同じ方向を向かせて戦術を統一することも難しい作業だ。スタッフはもちろん、選手とコミュニケーションを取りながら同じ方向を向かせることにたけていると技術委員会で評価した」と説明しました。

そして「戦術を変更してフレキシブルな戦い方で、みんなで同じ方向を向けて、ドイツ、スペインというワールドカップの優勝経験のあるチームに勝って1位で1次リーグを突破できた」とワールドカップでの戦いを改めて評価しました。

そのうえで「大会が終わって森保監督とは2時間くらい話したが、まだまだ足りない点はあると話した。監督もこの大会、またロシア大会を終えてから勉強して成長している部分はある。そうした成長を期待している」と述べました。

今後の課題は 反町氏「若手発掘や攻撃能力高いFW発掘を」

反町技術委員長は「若手の発掘や攻撃能力の高いフォワードの発掘に力を入れないといけない。カタール大会で個人で違いを作れるような選手がいたかというとまだまだ多くない。そこをもう1回今後を見据えてやっていってもらいたい」と話しました。

大会後も続投することについて

森保監督は「日本サッカーの歴史として積み上げてきたことを生かすことは次に向けてやらないといけない。積み上げてきたことをさらにブラッシュアップさせると考えていきたい」と話しました。その上で、「続投といってもこれまでどおりで通用するとは思っていない。新たにこの仕事で結果を出すために自分自身が一番気を引き締めていかないといけない。すべてにおいてレベルアップが必要だと思っているので、個の育成、発掘、すべてできるように選手たちに働きかけて関係作りをしていきたい」と話していました。

“基本的な契約には合意 年明けに本契約”

田嶋会長は、森保監督との契約について「基本的な契約内容に合意して私はサインしている。本契約はもっと長いので、それは年が明けてからになる」と説明しました。

今後の監督の欧州視察について

反町技術委員長は「きょうの話なので今後について深い話はしていないが、ヨーロッパ、海外組といわれる選手が多い状況だ。長いスパンで視察、生で見ることが大事なので、どういうトレーニング、アプローチしているとか、そういう勉強はしていいと思っている。大会とか試合に向けて、当然問題が起こらない中でプランニングする必要があるが 戦術的なアプローチ、世界目線で活動してもらいたい」と話していました。

今後の選手の発掘や育成について

森保監督は「カタール大会では19人が初出場で私が東京オリンピック代表の監督を兼任したことが非常に大きなアドバンテージとなったと思っている。判断の幅がより大きくなった」と話しました。そのうえで今後に向けて「次の活動において基本的にはカタール大会で初出場したような若い選手たちが中心となってスタートするかもしれないが、より多くの選手をより幅を持って日頃からスカウティングしたい。常に発見発掘して競争の部分を見て最終的に最強のチームを作り上げていきたい。これまでもアンダーカテゴリーの監督と意見や情報交換しながらチーム編成をしてきている。そこが日本人だけでやる大きなメリットだ」と話していました。

この4年間の積み上げと今後について

森保監督は「ドイツ戦もスペイン戦も選手たちが常に『守』から『攻』へのつながりを考えてトライしてくれたからこそ2得点が生まれたと思う。まだまだ試合をコントロールするボール保持はできていないが、ボールを放棄することはこの4年でなくなった」と説明しました。そのうえで、今後に向けて「失点はしたくないが、マイボールを大切にしながら自陣から攻撃を組み立て、カウンターも大切にする。そういうことをやりたい」と話しました。

17:30ごろ 記者会見終了

午後5時半ごろ記者会見は終了し、記念撮影が行われたあと森保監督は一礼をして会見場をあとにしました。

森保監督 93年「ドーハの悲劇」の試合にも出場

森保一監督は長崎市出身の54歳。現役時代はミッドフィルダーでJリーグのサンフレッチェ広島や京都サンガ、それにベガルタ仙台でプレーし、日本代表としても通算35試合に出場しました。

日本がワールドカップ初出場をあと一歩のところで逃した「ドーハの悲劇」と呼ばれる1993年のアジア最終予選、イラク戦にも選手として出場していました。

指導者になってからは2012年からJ1のサンフレッチェを率いてあわせて3回、リーグ優勝に導き2017年からは東京オリンピック世代の監督を任されました。

そして、2018年のワールドカップロシア大会に日本代表のコーチとして参加し、大会後に監督に就任しました。

「いい守備からいい攻撃」をチームのコンセプトに掲げて選手たちには球際の激しさや攻守の切り替えの速さを求めるとともに選手との対話を重視し、自主性を重んじながらチーム作りを進めてきました。

選手たちからの信頼も厚く、森保監督のもとでキャプテンを務めてきた吉田麻也選手はワールドカップカタール大会の終了後「いろんな監督とやってきたが間違いなく一番尊敬できる監督なので、もう1つ勝って監督をもう1つ上に連れて行ってあげたかった」と話していました。

ロシア大会後就任 東京五輪世代兼任監督も

森保監督は前回2018年のロシア大会でコーチとして当時の西野朗監督を支え、大会後に監督に就任しました。

当時、東京オリンピック世代の代表監督を務めていましたが、年齢制限のない代表の監督も兼ねることになり、ワールドカップを見据えた長期のチーム作りを任されました。

東京オリンピックではキャプテンの吉田麻也選手や遠藤航選手など年齢制限のない代表チームで中心となる選手をオーバーエイジ枠で起用したほか、冨安健洋選手や堂安律選手、それに久保建英選手などの若手を抜てきし、ワールドカップに備えた戦いをしてきました。

準決勝でスペインに、3位決定戦でメキシコにそれぞれ敗れて53年ぶりのメダル獲得はなりませんでしたが、チームの基礎を作ってきました。

去年9月に始まったアジア最終予選は3試合を終えて1勝2敗と苦しいスタートでしたが、10月の第4戦、オーストラリア戦でフォーメーションを変えてチームを立て直すと、そこから6連勝して7大会連続となる本大会出場を決めました。

ワールドカップではドイツやスペインといった優勝経験のあるチームと同じグループに入り、1次リーグ初戦のドイツ戦では前半に先制されたものの、後半から起用した堂安選手と浅野拓磨選手がゴールを奪い2対1で逆転勝ちしました。

第2戦ではコスタリカに敗れましたが第3戦のスペイン戦では、ドイツ戦に続き後半の選手起用が的中し、途中出場の堂安選手が同点ゴールを決めたほか、三笘薫選手がゴールラインぎりぎりから折り返して決勝ゴールをアシストするなど2対1で逆転勝ちしました。

日本がワールドカップで逆転勝ちをしたのは今大会が初めてで先制されても試合をひっくり返せる強さも示しグループEを2勝1敗の1位で通過して決勝トーナメントに進みました。

決勝トーナメントの1回戦ではクロアチアにペナルティーキック戦の末に敗退が決まり目標のベスト8には届きませんでしたが、選手の自主性を重んじながら一体感のあるチームを作るとともに的確なさい配で日本の躍進を支えました。

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2022-12-28 09:39:03Z
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