▽女子SP ①坂本花織 77.79点 世界女王の坂本が貫禄のSP。群を抜くスピードから雄大なジャンプをそろえ、ステップとスピンも取りこぼしはなかった。ジャネット・ジャクソン・メドレーの激しい曲調に坂本の力強さが重なり、見応えのあるプログラム。ジャンプの踏み切りが不明瞭とされたのが唯一のミスで、演技点も全て9点台。非公式ながら今季世界最高をたたき出した。
坂本花織の話 グランプリ・ファイナルから全日本まで、たった一週間しかなかった中で、自分に自信を持てるような練習ができた。試合で発揮できて、まずはほっとしている。あさってのフリーにつながる演技だった。フリーでももう一度自己ベストを更新したい。
▽女子SP ②三原舞依 74.70点 グランプリ・ファイナルを制した三原も大きなミスなくまとめ、坂本を射程に捉えた。着氷後の動きにも工夫したジャンプは回転不足がひとつあっただけ。美しいポジションのスピン、深いエッジワークのステップも高い評価を得た。可憐さやデリケートな表現力が持ち味だったが、今季は滑りにパワーを感じさせ、演技にも深みが増した。
三原舞依の話 名前がコールされて、先生と手をつないでいるとき、今までの自分の人生が頭の中に入ってきた。「本当にありがとうございます」という思いを先生に伝えた。フリーではもっともっと強く、パワーを出して、今日とは別人の強い女性の演技ができたらいいなと思う。
▽女子SP ③千葉百音 71.06点 全日本ジュニア2位の17歳。映画「シンドラーのリスト」に乗り、差し出した腕や指先まで思いを込めた。3本のジャンプを軽やかに決め、スピンとステップも堅実。確かな技術と繊細な表現力を披露した。技術点では島田に届かなかったが、演技点で上回った。
▽女子SP ④島田麻央 70.28点 技術点41.21は坂本らを抑え、全体のトップ。14歳がジュニア・グランプリ・ファイナル優勝の実力を見せた。トリプルアクセルは回避したものの、ルッツとトーループの2連続3回転などジャンプは全て成功。高速で軸ぶれのないスピンと、高い精度のステップは最高難度の「レベル4」をそろえた。ただ、演技点は3項目とも7点台の前半。
島田麻央の話 初めての全日本を楽しみたいと思っていたが、最初のポーズを取ったらすごく緊張した。(SP、フリーと)2本そろえることを目標にしている。頑張りたいと思う。
▽女子SP ⑪紀平梨花 60.43点 右足首故障からの回復途上で、本来のジャンプや滑りの切れは戻っていない。2連続3回転の2本目が2回転にとどまったほか、3回転ループでも高さが出ないまま着氷し、回転不足だと判定された。それでもスピンとステップは「レベル4」。スタンドからの温かい拍手に包まれた。
紀平梨花の話 表彰台を目標にしていたが、今の時点では考えないようにしようと思う。まずはフリー本番でベストを出せるような体の状態にしたい。
× ×
▽アイスダンス・リズムダンス ①村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC) 77.70点 ダイナミックに滑り出し、スピードに乗った。難所の連続ターン、ツイズルもぴたりと合わせて大きく加点。最後も高速リフトで締めた。二人の表情もあでやかで、演技点でも8点台をそろえた。
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2022-12-22 11:53:11Z
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