暮れの大一番、グランプリ第67回有馬記念（G1、芝2500メートル、25日＝中山）の公開枠順抽選会が行われ、春秋グランプリ制覇を狙うタイトルホルダー（牡4、栗田）は7枠13番、昨年に続く連覇を目指すエフフォーリア（牡4、鹿戸）は4枠7番、天皇賞・秋を制した3歳馬イクイノックス（牡、木村）は5枠9番に決まった。レースは25日午後3時25分に発走する。
有馬記念確定枠順
| 枠番 | 馬番 | 馬名 | 騎手 |
|---|---|---|---|
| 1 | 1 | アカイイト | 幸英明 |
| 1 | 2 | イズジョーノキセキ | 岩田康誠 |
| 2 | 3 | ボルドグフーシュ | 福永祐一 |
| 2 | 4 | アリストテレス | 武豊 |
| 3 | 5 | ジェラルディーナ | C.デムーロ |
| 3 | 6 | ヴェラアズール | 松山弘平 |
| 4 | 7 | エフフォーリア | 横山武史 |
| 4 | 8 | ウインマイティー | 和田竜二 |
| 5 | 9 | イクイノックス | ルメール |
| 5 | 10 | ジャスティンパレス | マーカンド |
| 6 | 11 | ラストドラフト | 三浦皇成 |
| 6 | 12 | ポタジェ | 吉田隼人 |
| 7 | 13 | タイトルホルダー | 横山和生 |
| 7 | 14 | ボッケリーニ | 浜中俊 |
| 8 | 15 | ブレークアップ | 戸崎圭太 |
| 8 | 16 | ディープボンド | 川田将雅 |
枠順抽選会
2023JRA年間プロモーションキャラクターの長澤まさみ、佐々木蔵之介。元JRA調教師の藤沢和雄氏が登壇。
アリストテレス（牡5、音無）
長澤まさみが1頭目に引いたのはアリストテレス。武豊騎手が「B」のポットを選択し2枠4番に決まった。
菊花賞では3冠馬コントレイルに首差まで迫った実力馬。昨年6着時と同じ有馬3勝の武豊騎手で復活を期す。
武豊騎手 いい枠、欲しかった枠です。
音無師 最高の枠です。
武豊騎手 やっと藤沢先生がボクにいい仕事をしてくれました。初めてです。
藤沢氏 昔ライバルでしたから。
武豊騎手 昨年以上。もちろん勝ちたいですが頑張りたいです。
音無師 ブリンカーはいい結果が出てくれれば。
タイトルホルダー（牡4、栗田）
佐々木蔵之介が2頭目に引いたのはタイトルホルダー。横山和騎手が「H」のポットを選択し7枠13番に決まった。
期待された凱旋門賞は果敢な逃げで見せ場。宝塚記念に続く春秋グランプリ制覇でファン投票1位に応えるか。
横山和騎手 去年あの枠から頑張ってくれたので、今年はリベンジって気持ちもあるし楽しみです。
栗田師 希望通りです。海外帰りでつかめない部分もあったので育成場とも連携しながら気持ちと体を見ながら。
横山和騎手 タイトルホルダーに集中して臨むだけです。たくさんの支持ありがとうございます。皆さんの思いも乗せて頑張ろうと思います。
ポタジェ（牡5、友道）
長澤まさみが3頭目に引いたのはポタジェ。吉田隼騎手が「C」のポットを選択し6枠12番に決まった。
春は大阪杯を8番人気で制し、初タイトルをG1で飾った。近3走は着外続きもG1馬の意地を見せられるか。
吉田隼騎手 もっと内が欲しかったです。
友道師 うちの馬はいつも外枠なのでいいんじゃないですかね。
吉田隼騎手 他の馬が枠が決まってから考えたいと思います。
イズジョーノキセキ（牝5、石坂）
佐々木蔵之介が4頭目に引いたのはイズジョーノキセキ。岩田康騎手が「I」のポットを選択し1枠2番に決まった。
府中牝馬Sは12番人気ながらソダシを差し切り重賞初制覇。当時と同じ岩田康誠騎手の手綱で再び激走を狙う。
岩田康騎手はトナカイのかぶりモノで登場。
岩田康騎手 （ガッツポーズ）チャンスは広がったかと思います。
藤沢氏 （トナカイは）似合うと思います
石坂師 岩田さんにぴったりな枠だと思います。素晴らしい競馬を期待しています。
ボッケリー二（牡6、池江）
長澤まさみが5頭目に引いたのはボッケリー二。浜中騎手が「N」のポットを選択し7枠14番に決まった。
今年出走G2では全て3着以内の安定感。タイトルホルダーの首差2着に入った日経賞と同舞台で激走なるか。
浜中騎手 横にタイトルホルダーがいるし、これから考えて乗りたいと思います。
池江師 状態は本当にいいですね。
ヴェラアズール（牡5、渡辺）
佐々木蔵之介が6頭目に引いたのはヴェラアズール。松山騎手が「K」のポットを選択し3枠6番に決まった。
芝転向後6戦連続上がり最速の末脚でジャパンCを制覇。今回は初重賞制覇時と同じ松山弘平騎手と再タッグ。
松山騎手 ボクは一番ほしかったです。前走のジャパンカップも6番から勝ってますし。
渡辺師 こんなことあるんだなと。疲れもないし万全で挑めると思います。
松山騎手 期待に応えられるように頑張ります。
ジャスティンパレス（牡3、杉山晴）
長澤まさみが7頭目に引いたのはジャスティンパレス。杉山晴師が「J」のポットを選択し5枠10番に決まった。
春G1・2戦は不振も秋は神戸新聞杯を制し、菊花賞3着と好走。マーカンド騎手と新コンビで大駆けを狙う。
マーカンド騎手 欲しかった枠が取られてしまったけど。悪くはないですね。もう少し内が良かったですが。状態もすごく良さそうで、動きも良かったので期待しています。
杉山晴師 ゲートの中で動くので、後入れの偶数はすごくいいと思います。
イクイノックス（牡3、木村）
佐々木蔵之介が8頭目に引いたのはイクイノックス。ルメール騎手が「E」のポットを選択し5枠9番に決まった。
天皇賞・秋では上がり32秒7の末脚を見せてG1初戴冠。有馬史上最短となるデビュー6戦目での制覇なるか。
ルメール騎手 完璧な枠です。
木村師 全然大丈夫です。天皇賞と変わらず元気に過ごしてくれています。追い切り後も頼もしく見ています。
ルメール騎手 いい結果を出したいです。天皇賞で素晴らしいパフォーマンス。頑張りたいです。
ディープボンド（牡5、大久保）
長澤まさみが9頭目に引いたのはディープボンド。川田騎手が「D」のポットを選択し8枠16番に決まった。
昨年2着と同じ凱旋門賞から直行ローテ。今年は川田騎手とのコンビで昨年の雪辱と悲願G1制覇を果たすか。
川田騎手 違うボールを引いてくれたほうが良かった。
大久保師 好きに走れると思うので、川田騎手に任せます。
川田騎手 いい状態で来られているので残りの数日頑張りたい。
ボルドグフーシュ（牡3、宮本）
佐々木蔵之介が10頭目に引いたのはボルドグフーシュ。福永騎手が「F」のポットを選択し2枠3番に決まった。
菊花賞では追い上げ及ばず勝ち馬に鼻差で惜敗。有馬ラスト騎乗となる福永騎手とのコンビで初戴冠を目指す。
福永騎手 福永ファイナルということでF。15が残っていたので気にはなっていたけど見ないようにしていた。馬の調子がいいし、いい枠が当たったので能力を発揮していい着順を目指したいです。
宮本師 楽しみです。
ジェラルディーナ（牝4、斉藤崇）
長澤まさみが11頭目に引いたのはジェラルディーナ。C.デムーロ騎手が「G」のポットを選択し3枠5番に決まった。
エリザベス女王杯でG1初制覇を果たし良血開花。14年に制した母ジェンティルドンナに続く母子制覇なるか。
C.デムーロ騎手 欲しかった。グッドナンバー。強い馬なので、牡馬相手でも大丈夫です。
斉藤崇師 クリスチャンがいいと言ってくれているのでいいと思います。
エフフォーリア（牡4、鹿戸）
佐々木蔵之介が12頭目に引いたのはエフフォーリア。横山武騎手が「A」のポットを選択し4枠7番に決まった。
昨年の当レースを制した年度代表馬。今年2走は着外続きだが、シンボリクリスエス以来5頭目の連覇なるか。
横山武騎手 良かったです。15番と11番あたりは嫌だと思っていたので。理想は偶数ですが真ん中より内で良かった。体調はいいと思います。会見でも言いましたが前進気勢がちょっと足りないけど、どれだけ導いてあげられるか。
鹿戸師 520キロ台ならいいかなと思います。今朝の時点で533キロ。少し減ってくれれば。
ラストドラフト（牡6、戸田）
長澤まさみが13頭目に引いたのはラストドラフト。三浦騎手が「L」のポットを選択し6枠11番に決まった。
重賞で善戦を見せるも3歳時の京成杯以降は未勝利。G1初制覇を狙う三浦騎手と4年ぶり勝利をつかめるか。
三浦騎手 15じゃなくて良かったなと。素晴らしいメンバーなので、胸を借りるつもりで頑張ります。
戸田師 11番なのでいいのではないですか。ジョッキーがこの馬のこと一番知っているので、穴党の人が喜んでもらえる競馬をしてもらえれば。
アカイイト（牝5、中竹）
佐々木蔵之介が14頭目に引いたのはアカイイト。幸騎手が「O」のポットを選択し1枠1番に決まった。
昨年7着に続き2年連続のグランプリ出走。10番人気で驚かせた昨年エリザベス女王杯の再現を見せられるか。
幸騎手 特に枠に左右されるわけではないですが、距離ロスなく乗れるのはいいですね。
中竹師 ロスなく走れるしいいと思います。
ウインマイティー（牝5、五十嵐）
長澤まさみが15頭目に引いたのはウインマイティー。和田騎手が「P」のポットを選択し4枠8番に決まった。
今夏のマーメイドSで重賞初制覇。父は12年に当レースを制したゴールドシップ。この舞台で父の血が騒ぐか。
和田竜騎手 マイティーのMを取らなくて良かったです。（この後に引く）戸崎くんすいませんでした。メンバー強いですが頑張ります。
五十嵐師 15番よりいいです。
ブレークアップ（牡4、黒岩）
佐々木蔵之介が最後に引いたのはブレークアップ。残った8枠15番に決まった。
春にはJC勝ち馬ヴェラアズールに次ぐ2着。前走AR共和国杯で初重賞を制した勢いでグランプリも制すか。
戸崎騎手 1週前追い切りに乗りましたが、順調にきていい状態です。
黒岩師 秋競馬の段階でも有馬とは思えなかった。成長力を武器に楽しみです。
【抽選の流れ】
（1）ステージ右側の抽選ポットに「馬名」が入ったボール。ステージ左側の抽選ポットには「馬番」が入ったボール。
（2）ステージ右側の抽選ポットから「馬名」が入ったボールをゲスト（長澤まさみ、佐々木蔵之介）が1つ選択し、中の「馬名」を見せる→馬番抽選馬決定。
（3）選ばれた各陣営がステージ左側（A～P）の抽選ポットを選択、元JRA調教師の藤沢和雄氏が中の「馬番」を見せる→馬番決定。
有馬記念予想のお供に
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiPGh0dHBzOi8vd3d3Lm5pa2thbnNwb3J0cy5jb20va2VpYmEvbmV3cy8yMDIyMTIyMTAwMDA1OTAuaHRtbNIBAA?oc=5
2022-12-22 08:30:00Z
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