12月31日、第101回全国高校サッカー選手権の2回戦・第1試合の8ゲームが開催され、首都圏各会場で熱戦が繰り広げられた。
2回戦屈指の好カードとなったのが神村学園vs山梨学院の一戦だ。神村学園は開始4分に山梨学院のMF五十嵐に先制ヘッドを決められ、その後もなかなか相手の堅陣を崩せずにいたが、同38分にMF笠置がこぼれ球を押し込んで追いつくと、38分にはエースのFW福田が40メートルの独走から左足で豪快弾を蹴り込んで逆転に成功する。
後半も実力伯仲の攻防が続くなか、後半27分に山梨学院のMF宮岡にPKを決められ、試合を振り出しに戻される。それでも、39分だった。神村学園はMF西村が値千金のヘッドで勝ち越し点を奪い、激闘にピリオドを打った。
前回覇者の青森山田は広島皆実と対戦。ボール支配で上回りながらも決め手を欠いて0-0で前半を折り返した青森山田は、後半6分に均衡を破る。リスタートからニアのFW小湊がすらし、走り込んだDF三橋が頭でねじ込んだ。この虎の子の1点を守り切って、ウノゼロ勝利を挙げている。
優勝候補の昌平はNACK5で近江を迎え撃った。近江の堅守速攻に苦しみながらも、後半15分にMF篠田の強烈な左足ミドルショットで先手を取る。21分にGKが弾いたところを近江MF鵜戸に押し込まれて同点とされるも、34分にFW伊藤が、アディショナルタイム44分には篠田がこの日2点目を決めて突き放した。
昨年度大会でベスト4の高川学園は強豪・富山一を相手に前半で2点のリードを奪って試合を優位に進め、3回戦進出を果たしている。
2回戦・第1試合の結果は以下の通りだ。
【12月31日/2回戦・第1試合】
青森山田(青森) 1-0 広島皆実(広島)
神村学園(鹿児島) 3-2 山梨学院(山梨)
佐野日大(栃木) 1-0 奈良育英(奈良)
岡山学芸館(岡山) 3-2 鹿島学園(茨城)
高川学園(山口) 2-0 富山一(富山)
日体大柏(千葉) 2-0 丸岡(福井)
昌平(埼玉) 3-1 近江(滋賀)
日本文理(新潟) 1-0 成立学園(東京B)
構成●高校サッカーダイジェスト編集部
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2022-12-31 04:55:37Z
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