F1サウジアラビアGPの決勝レースで、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2位でフィニッシュした。しかしルイス・ハミルトンとポジション争いで、複数の審議対象になったことに憤慨。最近のF1は、レースよりもペナルティが重視されていると非難した。
サウジアラビアGPの決勝レースは、波乱に満ちたモノとなった。赤旗中断が2回、その他にもセーフティカーの出動、バーチャル・セーフティカーも複数回宣言され、5台がリタイアすることとなった。
フェルスタッペンとハミルトンの首位争いにも、火種となりそうなシーンが多々あった。フェルスタッペンがコース外からハミルトンを抜いたり、またディフェンスの際にコース外に出てしまったりするシーンが散見されたのだ。
極め付きは、コース外を走ったことでアドバンテージを得たとして、進路を譲るよう指示されたフェルスタッペンに、ハミルトンが追突したシーンだった。フェルスタッペンはチームからの指示を受け、最終コーナーで減速。そこにハミルトンが追突してしまう……ハミルトンはこの接触でフロントウイングの翼端板を壊してしまうことになった。
このハミルトンとの接触については、FIA国際競技規則に違反している疑いがあるとして、レーススチュワードがフェルスタッペンを召喚している。
ただフェルスタッペンは、今回のレースで起きたことについては自分に非はないと信じているようだ。
「幸いなことに、ファンはレースを見る正しい心を持っている。今日起きたことは信じられないからね」
フェルスタッペンはレース後にそう語った。
「僕はただ、レースをしようとしているだけだ。最近このスポーツでは、レースよりもペナルティが重要になっているみたいだ」
「僕にとっては、そういうのはF1ではない。でも、少なくともファンは今日のレースを楽しんでくれたみたいだ」
フェルスタッペンは、今回のレースでドライバー・オブ・ザ・デイに選ばれている。
「今日は全てを尽くしたけど、明らかに十分な速さはなかった。それでも2位だったことに満足している」
なお接触が起きた後、ハミルトンにポジションをなかなか譲らなかったフェルスタッペン。ようやく前に行かせたと思いきや、すぐにハミルトンのインに飛び込み、再び首位に立つというシーンもあった。
ただ当時のフェルスタッペンは既にタイヤの消耗に苦しんでおり、すぐにハミルトンに抜き返されると、その後は徐々に遅れていくこととなった。
フェルスタッペンは、今回のレースコントロールの決定に同意できない部分が各所にあったと改めて語った。
「僕が完全に同意できないことが数多く起きたが、それはそれだ」
そうフェルスタッペンは言う。
「僕は、少なくともコース上でできることを全てやったんだ」
またハミルトンとの接触についても、次のように説明する。
「僕は減速した」
「僕は彼を先に行かせたかったんだ。僕はコースの右側にいたんだけど、彼はオーバーテイクしたくなかったみたいだ。そして、接触することになった」
「何が起きたのは、僕にはよく分からない」
今回ハミルトンは、優勝の25ポイントに加え、ファステストラップのボーナスポイント1も加算。この結果、ハミルトンとフェルスタッペンが、揃って369.5ポイントで並び(優勝回数の差で、依然フェルスタッペンがランキング首位)、最終戦アブダビGPを迎えることになった。つまり最終戦で先にチェッカーを受けた方が、2021年のF1王者に輝くということになる。
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2021-12-05 22:03:02Z
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