1956年に「中山グランプリ」として創設され、いまや競馬界を超えて年の瀬の風物詩として定着しているGI有馬記念。今年も史上初のグランプリ4連覇がかかるクロノジェネシスや、天皇賞・秋でコントレイルを降した皐月賞馬エフフォーリア、菊花賞を鮮やかに逃げ切ったタイトルホルダーといった有力馬が出走を予定しています。
過去65回の有馬記念では、ファン投票によって選出されたスターホースたちが、暮れの中山競馬場を舞台にいくつものドラマを紡いできました。『Number Web』では、1990年以降の有馬記念を対象に「あなたが選ぶベストレース」というテーマでアンケートを実施。12月8日から15日にかけて、計1137票の投票が集まりました。
後編では、いよいよ5位から1位の結果を発表。もっとも多くのファンの心を震わせた「最高の有馬記念」は、いったいどのレースだったのでしょうか。<#1では有馬記念アンケート6~10位の結果を公開中です>
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5位 2000年 テイエムオペラオー 77票
テイエムオペラオーが「年間グランドスラム」の偉業を達成した2000年の有馬記念が5位に選ばれました。年間を通して8戦8勝、うちGI5勝(天皇賞・春、宝塚記念、天皇賞・秋、ジャパンカップ、有馬記念)という成績は、いまや競馬界の“不滅の大記録”のひとつに数えられています。
古馬の芝中長距離GI(当時は大阪杯はGII)を1年間ですべて制したテイエムオペラオーですが、有馬記念では“包囲網”を敷かれたかのように他馬に囲まれ、直線を向いても後方という絶望的な位置取り。しかしそこから馬群を突き破るように脚を伸ばし、メイショウドトウをハナ差でかわして勝利を収めました。310mという中山の短い直線で見せた驚異的な勝負強さは、まさに“世紀末覇王”という異名にふさわしいものでした。
「年間8戦8勝の最終戦、絶望的な位置から馬群を貫いて差しきったハナ差圧勝劇。空前絶後、唯一無二の夢を観させていただいた」(42歳・男性)
「最後の直線までずっと他馬に囲まれて後方にいたテイエムオペラオーが、一瞬の間を突いて先頭に躍り出る瞬間は、何度レースを見返してもその強さに感動します」(26歳・女性)
「もはやこれまでか、というところからの最後の伸び。人馬一体となって、最後の力を振り絞って達成できた年間無敗の大記録。世紀末覇王の名に恥じない素晴らしいレースでした」(37歳・男性)
「騎手も諦めてしまうような状況の中、希望と闘志を保って走り抜いたテイエムオペラオーの姿に胸を打たれる」(27歳・女性)
「対テイエムオペラオー包囲網がありながらも、絶対的な強さで他馬をねじ伏せた」(22歳・男性)
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2021-12-24 08:04:00Z
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