東京オリンピック(五輪)のスポーツクライミング女子複合の銅メダリスト野口啓代さん(32)が25日、自身のインスタグラムを更新し、東京五輪スポーツクライミング男子代表の楢崎智亜(25=TEAM au)と結婚したことを発表した。

ウェディングドレス姿の野口さんは、タキシード姿の楢崎と並んで撮った写真を公開し、「いつも応援してくださっている皆さまへ 突然のご報告、また私事で大変恐縮ですが、私たち、楢崎智亜と野口啓代は結婚いたしましたことをご報告させていただきます」と記した。

結婚の経緯などについて「私たち二人の人生において思い出深い大会となった東京五輪開催後に入籍いたしました。クライミングという同じ世界で同じ目標に向かい、共に切磋琢磨し、歩んできました。これからも二人一緒に成長していきたいという想いが募り、この様な運びとなりました。私は一線を退きましたが、これからも変わらず、一緒にどんな壁でも乗り越えていければと思います。まだまだ未熟な二人ですが、皆さま今後とも温かく見守っていただけると幸いです」(原文のまま)とつづった。

オリンピックイヤー最後を飾るクリスマスの日に、クライミング界を代表するビッグカップルが誕生した。カヌーの羽根田卓也も「おめでとうございます」と反応するなど、スポーツ界にも祝福の声が広がった。

野口さんは2020年の東京五輪で競技から引退することを決意していたが、コロナ禍で大会が1年延期。現役を続行し、メダル獲得とともに競技から引退していた。楢崎は五輪で4位に入賞するなど日本を代表するクライマーで、24年パリ五輪でのメダル獲得が期待されている。