ヤクルトから国内フリーエージェント(FA)権を行使した小川泰弘投手(30)が残留を決断したことが24日、分かった。複数の球界関係者によると、この日までに球団側へ残留の意思を伝え、獲得に乗り出していた日本ハム側には断りの連絡を入れたもよう。これまで複数回の残留交渉で4年総額8億円規模の大型契約を提示されており、愛着のあるチームに骨を埋める決断を下した。
「人生の分岐点」-。シーズン終了後にそう口にしていた小川が熟考の末に「生涯スワローズ」を決断した。
親しい関係者には、「苦楽をともにしてきたチームメートがいる、このチームでまた優勝したいという思いが強くなった。厳しいチーム状況の中で、なんとかはい上がっていくことも挑戦の一つ」と明かしたという。すでに愛着のあるヤクルトに残留の意思を伝え、獲得に乗り出していた日本ハム側には断りの連絡を入れたもようだ。
2013年の入団1年目に16勝(4敗)を挙げて最多勝と新人王に輝いて以降、常にチームの先頭に立ってきた。8年目の今季は8月15日のDeNA戦でノーヒットノーランを達成。2年連続最下位に沈む中、右のエースとして奮闘した。
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2020-12-24 18:00:00Z
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