冬季五輪(オリンピック)2連覇王者の羽生結弦(26=ANA)が5年ぶり5度目の優勝を飾った。フリーでは4回転ジャンプ4本に成功し、初披露の「天と地と」のプログラムの世界を体現。215・83点の1位で合計319・36点まで得点を伸ばした。

試合後の会見では、3連覇がかかる22年北京五輪について言及した。

-北京五輪について

羽生 率直に言っちゃうと、東京ができてない。僕個人の思いとしては、個人の事を考えている場合じゃない。国を挙げてやること。僕らには知らない世界があると思う。それに関与してないので。スケーターの1人として言えば、スポーツの祭典じゃなくて、競技の最終目標。開催してもらいたい。出て優勝したい思いはもちろんある。観客を入れてできるのか。収支も含め、開催されるべきなのか。いろんな意見があると思う。僕個人としては、オリンピックを考えてはいけない、というリミッターがかかっている。シャットダウンしているイメージがあります。

-最終目標は

羽生 4回転半を試合で降りたい。今回、長い期間、1人で練習するにあたって、そこまで辿り着けるのか。夢物語で、最終目標にしていいのかな、と。自分の心にうそをつかないのであれば、正直に言って、スケートを頑張る理由が、この社会で、この世の中で、押し通してまでトレーニングさせてもらう理由がなくなってしまう。ハードルは高い、手すりとかないくらい高い。