Minggu, 19 April 2020

【皐月賞】ディープインパクトとドゥラメンテに肩を並べた!白日のもとにさらされたコントレイルのすごさとは?(SPAIA AI競馬) - Yahoo!ニュース

荒れた芝が引き出したポテンシャル

一度も競馬場に行くことなく春の中山開催が終わる。競馬場の空気を吸いたい気持ちを我慢しつつ、いつ行けるのかと気を揉むうちに桜が見事に咲いては散り、青葉が枯れ木を覆いゆく。誰しもが未体験の春は進み、皐月賞を迎えた。

拭いきれない見えないストレスから解放される競馬がある週末、どうか我々に変わらぬ世界を見せ続けてほしい。ウイルスが世界を変質させようと、競馬場は変わらずに時の歩みを刻んでいってもらいたい。4月3週目に皐月賞がある。その事実だけが我々の救いになる。

第80回皐月賞は無観客ながら無事にレースを終えた。勝ったのは1番人気コントレイル。18頭立ての1番枠、ふたつ前の鹿野山特別の結果を見ても明らかに内側の馬場は悪く、外差しが決まる設定では明らかな不利。

インで包まれて進路を失うという不安さえ頭をよぎる。しかし、この内側が悪かったことでコントレイルは秘めていた能力を解放させた。ホープフルSまでは折り合いに気をつかいつつ、先行させて馬の行く気を逸らせるような競馬、どこか正攻法でお行儀のいい競馬は強さに欠く印象ととらえる向きもあった。

だが、この日はスタートこそ出たが、荒れた内側でダッシュ力がつかず、結果的に初角を中団より後ろで迎え、馬群でごちゃつくような場面もあった。下げたというより下がってしまったことで最後の爆発力を生んだ。

馬群で揉まれたことで折り合いはつき、3角手前でマイラプソディが進出、直後のダーリントンホールがそれに一瞬だけ呼応できなかったこでコントレイルが外に出るスペースが生まれた。それを見逃さない福永祐一騎手の判断がすべて。

外に出てストレスから解放されたコントレイルは馬なりでマイラプソディやサトノフラッグに並び、4角では7、8頭外を悠然と回る。これまでの正攻法では見えなかったコントレイルの凄みが白日のもとにさらされた。

コーナーリング操作から福永騎手が追い出しに入ったのは残り200m手前。前にいるサリオスに瞬発力で並びかけ、叩き合いに臆することなく競り勝った。完勝以外に言葉はない。デビューから皐月賞まで全レース上がり最速はディープインパクトとドゥラメンテとこの馬しかいない。小回りコースで大外を回り上がり34秒9は圧巻。昨夏この世を去ったディープインパクトがサンデーサイレンス末期の傑作だったようにコントレイルはその後継ではないかとさえ予感させる。

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2020-04-20 02:10:59Z
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