Kamis, 17 Agustus 2023

堀内恒夫さんが好投の巨人・菅野智之を“シン・スガノ”と命名 - スポーツ報知

◆JERA セ・リーグ 中日0―2巨人(17日・バンテリンドーム)

 意地の0封だ! 巨人・菅野智之投手(33)が中日打線を7回途中無失点に封じ、7月8日のDeNA戦(東京D)以来約1か月半ぶり、後半戦初白星となる3勝目を挙げた。打線も4回に秋広優人内野手(20)、中田翔内野手(34)の連続適時打で2点を奪うと、中継ぎ陣4投手のリレーで守り切った。勝率を5割に戻し、18日からは今季2勝7敗と鬼門になっているマツダで2位・広島との3連戦を迎える。

 * * * * *

 菅野は疲れたろうな。気を使って、頭を使った92球。こんな投球をした時、投手は嫌な汗をかくんだよ。力で抑えていた若い頃にかいたのは、スカッと気持ちのいい汗だったけど、それじゃ抑えられなくなった時にかく汗は、気持ちの悪いネトネトした脂汗になる。

 だけど、それでいいのさ。今夜は“シン・スガノ”の誕生さ。150キロが出たといっても、それは2、3年前の150キロとは明らかに違う。だって、相手の打者が平然としてたもん。打者にすれば「どうせ、変化球で攻めて来るんでしょ?」てな気持ちだったと思うよ。

 菅野はもう「スガノ」という名前と顔では抑えられないの。頭脳を駆使して、えさをまいて、食いついてくれなかったら他の球種を考えて…。そして、低めに、低めに投げることを心がけて…。そんなマウンドに、俺は新しい菅野、これからのあるべき姿を見た。

 3回。村松に三塁打を打たれて無死三塁とした時の投球を見てみろ。投手の松葉にカットボールを2球続けて投直。岡林にはフォークを続けて一ゴロ。「絶対に(犠飛になる)外野には打たせない」という意識が感じられた配球だった。

 菅野よ。それでいいんだよ。余計なプライドは捨ててしまえ。かつて、堀内恒夫はピッチングスタイルを変えなかったから、35歳でそのまま終わった。キミはまだ33歳。十分やれる。気持ちの悪い汗? 上等じゃないか。(スポーツ報知評論家・堀内恒夫)

Adblock test (Why?)


https://news.google.com/rss/articles/CBMiNGh0dHBzOi8vaG9jaGkubmV3cy9hcnRpY2xlcy8yMDIzMDgxNy1PSFQxVDUxMzA1Lmh0bWzSAQA?oc=5

2023-08-17 20:30:00Z
2344446777

Tidak ada komentar:

Posting Komentar