◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 初日(2日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7543yd(パー72)
使用クラブの規則違反で失格となった松山英樹は「ルールの知識不足、認識不足だった自分のせい」と反省した。
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違反の原因は、今大会前に新調した3Wの黒いフェース面に白色のペンで塗られた線。ゴルフ規則4a(3)は「性能特性を意図的に変えたクラブでストロークをしてはならない」と定めており、競技委員は「フェース面の溝から大きくはみ出した線が、クラブの性能に影響を与える可能性がある」として、ラウンド中にこの3Wを確認した。
松山は「性能を変えようとは考えておらず、アドレスしたときの視覚的な問題で、見た目をより良くしようと思っていた」という意図で細工を施していたが、フェース面を指で触るとインパクトする部分付近に凹凸があり、ボールに異物が付着してスピン量などに影響すると指摘された。
「以前使っていたものは、ペンの液がきれいに溝に収まっていたため問題なかった。けれど今回はフェース面まではみ出してしまっていたため、違反だったとルールオフィシャルと確認した」(松山)。競技委員側も、溝に収まる細く薄い線であれば違反ではなかったという見解だった。
騒動は米ゴルフメディアのSNSに掲載されたクラブの写真が発端となった。出だし1番の第1打でこの3Wを使った後、2番プレー中に確認のため競技委員にクラブを預けた。13本でプレーしていたところ、10番ティに上がったところで違反が伝えられた。「今後、気を付けていきたいです」と話した。(オハイオ州ダブリン/谷口愛純)
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2022-06-03 03:48:55Z
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