【1 ガイドラインを新設】
高野連=日本高校野球連盟などでは、センバツ改革検討委員会で、高校野球の元監督や外部の有識者と議論を重ね、去年7月に選考基準を明確にしたガイドラインを新たに設けました。このガイドラインで、評価のポイントとして示したのは、主に3つの点です。
▽秋の大会の試合結果と試合内容をもとに評価し、その割合は同じ程度とする。
▽技術面のみならず、野球に取り組む姿勢や、大会をとおしての成長ぶりなども評価の対象とする。
▽複数の学校の評価が並んだ場合は、できるだけ多くの都道府県から出場できるよう『地域性』も考慮する。
地域性を考慮することが初めて明文化され、ことしの選考にどのような影響があるのかが注目です。
【2 余裕を持った日程に】
選考委員会にかける時間が去年より1時間長くなりました。議論に余裕を持たせるためで、選考委員会は、去年より30分早い午前8時半に始まって、各地区ごとの小委員会などで議論が行われます。出場校の発表は、去年より30分遅い午後3時半からの総会で行われます。
【3 高野連会長が発表】
発表方法も変更されます。去年までは、選考の進め方などが各小委員会に一任され、それぞれの委員長が選出した学校を発表してきましたが、ことしは、高野連の寶馨会長が小委員会からの報告を受け全体状況を確認したうえで、みずから選出した学校を発表し、理由などを説明する新しい形式がとられます。
【4 “吉報電話”はなし】
高校野球の春の訪れを知らせる風物詩にもなっていた、出場校への電話連絡が行われないことになりました。高野連とともに大会を主催する毎日新聞などが、インターネットで選考委員会を中継することになっていて、候補校では、学校関係者や選手たちが、その様子を見守ることになります。
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2023-01-27 05:41:00Z
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