第31シードで世界ランク33位の西岡良仁(27=ミキハウス)が、世界ランク65位のマッケンジー・マクドナルド(米国)を7-6、6-3、6-2のストレートで下し、4大大会初の16強入りを決めた。日本男子では19年ベスト8の錦織圭以来。

同い年対決を制した。第1セットは互いにサービスゲームをキープし合い、タイブレークに突入。これを8-6で制すと両手を振り上げてスタンドにアピールした。

第2セットに入ると、相手のマクドナルドにアクシデントが発生した。第1ゲームの途中で腹筋付近を抑え、メディカルタイムアウトを要求。その後コートに戻ったが、このゲームは西岡がブレークした。西岡は第3、9ゲームもブレークし、このセットを6-3で奪った。

マクドナルドは痛めたとみられる腹筋の影響か、第3セットに入っても精彩を欠いた。全力でサーブを打てず、アンダーサーブを交える場面もあった。西岡は相手にアクシデントがありながらも、自身のプレーに集中して、このセットも取り、ストレート勝ちを決めた。

第1セットの第7ゲームでは3本のブレークポイントを握られたが、しっかりキープするなど、粘り強さも光り、ベスト16入りをつかんだ。

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