米バスケットボールNBAで名門レイカーズに移籍した八村塁(24)が、新天地デビューを果たし、12得点を挙げた。

途中出場で21分31秒プレー。6リバウンド、1アシスト、1スチールも記録し、チームの勝利に貢献した。

本拠地でのスパーズ戦で第1クオーター(Q)残り4分22秒から途中出場。真新しい背番号28のユニホームでコートに登場した。同3分8秒にフリースローを成功させて移籍後初得点を挙げ、第2Qにはフィールドゴールを2本決めた。第4Qには3点シュートを沈め、さらに体を反転させながらのジャンプシュートも決めて得点を2桁に乗せた。

日本でのNBA中継は楽天が有料で独占配信するが、アクセス集中により試合前からサーバーダウン。「八村の試合見れない」「楽天さん歴史的な失態」などの投稿が相次いだ。八村の弟阿蓮(B1群馬クレインサンダーズ)も「試合観れない」と泣き顔の絵文字をつけてツイートした。

楽天は急きょ、試合途中からユーチューブの「NBA Rakutenチャンネル」で中継配信を始めた。

ウィザーズから交換トレードで移籍した八村は23日にロサンゼルス入り。24日の会見では「偉大なチームの一つでプレーできることに興奮している」と話していた。ウィザーズでは今季、30試合すべて途中出場で1試合平均13・0得点の成績だった。

レイカーズは歴代最多タイの優勝17回を誇る伝統チーム。マジック・ジョンソンやコービー・ブライアントといった名選手がかつて在籍。現在も「キング」の愛称で知られるレブロン・ジェームズらが所属する。主力の故障もあり現在は西地区13位に低迷するが、プレーオフ進出に向けて巻き返しを図る。