87位から出た渋野日向子(23=サントリー)は2バーディー、1ダブルボギーの71と伸ばせず、通算1オーバーで終了時点で82位と予選通過が厳しくなった。

午後からスタートの前日からこの日は午前スタート。スタート前の練習では前日タテ距離が合わなかったというアイアンの調整を入念に行った。キャップからシューズまで黒に統一したウエアで10番からタート。フェアウエーからの第2打をピン左手前3メートルにつけ、これを決めてバーディー発進。スコアをイーブンに戻すが、その後はなかなかチャンスにつかない。16番パー4で、第2打をピン左手前1・5メートルにつけるビッグチャンスを迎えたが、パッティングが決まらずパー。バーディーがほしい17番パー5もバーディーパットがわずかに外れパー。続く18番パー5も第2打でグリーン右のフェアウエーまで運ぶもアプローチで失敗。それでもカラーからのパットを決めて2つ目のバーディーで1アンダーと伸ばした。予選落ちラインから2つ伸ばし、48位で後半に折り返した。

後半もなかなかチャンスにつかず我慢の展開。6番パー3でティーショットをピン左1メートルと絶好のバーディーチャンスにつけたが、パットが入らずパー。8番パー3では、ティーショットがグリーン奥ラフにつかまり、第2打もグリーン手前ラフ。第3打はピンを2・5メートルオーバーし、ボギーパットも外れて痛恨のダブルボギー。予選通過ラインから一気に転落した。午後組の結果を待つが、予選通過は厳しくなった。

「1ホール以外は本当によく頑張ったかな。まあ短いのを何度か外してしまいましたけど、まあ残念ですね」と振り返る言葉にも悔しさがにじんだ。前半の16番パー4、後半の6番パー3と短いバーディーパットが入らなかったのも痛かった。「あそこが入っておけば。でもセーブできたパーパットもあったので。ウェッジも前半良かったと思うし、ほかにもいいところはあった」と話した。

この大会からアイアンを4本換えたが、距離感がつかめず、第1日に続きこの日も苦しんだ。「昨日よりはましだったかな。距離どうこうよりクラブのジャッジを間違えているかな。そういうところが多いので、そういうミスを減らしていきたい」。8番のダブルボギーについては「いいショットだったんですけど、風とかを間違えてたかなと。自分が思ってたより飛んでしまったので、そこがショックでした」と話した。

今後については「チャンスにつく回数が少ないのは仕方ないが、チャンスをものにできない部分が多すぎるので、そこはこれから練習して、いい状態で来週に臨めるようにしたい。来週もしっかり1日1日頑張りたいと思います」と次週へ気持ちを切り替えていた。