Senin, 19 September 2022

引退の内海哲也へ高橋由伸氏が「また一緒にやるか」 巨人で同僚、監督として関わる - Au Webポータル

引退セレモニーに臨んだ西武・内海哲也(左)と元巨人・高橋由伸氏【写真:荒川祐史】

引退セレモニーに臨んだ西武・内海哲也(左)と元巨人・高橋由伸氏【写真:荒川祐史】

通算135勝…栄光の巨人時代、わずか2勝の西武時代は若手の手本

 プロ19年目、40歳の西武・内海哲也投手が19日、本拠地ベルーナドームの楽天戦後、引退セレモニーを行った。敦賀気比高時代の2学年先輩で現同校監督の東哲平氏、巨人時代にバッテリーを組んだ巨人・阿部慎之助作戦兼ディフェンスチーフコーチ、巨人の先輩投手だった高橋尚成氏が、ビデオメッセージを寄せた。そして、現役時代と巨人監督時代を通じて親交が深かった高橋由伸氏、内海のプロ入り当時の巨人監督だった堀内恒夫氏らが来場、直接花束を贈呈した。

 由伸氏は内海に花束を手渡し、マイクを握ると「監督として、そして同じ時代を戦った仲間として、たくさんの時間を過ごしてきたけれど、内海の野球に対する姿勢は本当に素晴らしかった。多くの後輩たち、同僚、もちろん僕ら先輩たちも、影響され刺激され感銘を受けた」と絶賛。最後に「また一緒にやるか?」と語りかけると、スタンドがどよめき、内海はニヤリと口元をほころばせた。

 少ししんみりとさせたのは、内海のルーキーイヤーの2004年と翌05年に巨人監督を務め、後にエースとなる礎を築いた堀内氏だった。「私が関わった最後の選手だから、是が非でも君に、お疲れさんを言いたかった」と語り、西武サイドへ向けて「この大事なペナントレースの最中に先発させてくれるという、粋な計らいをしてくれた、辻(発彦)監督をはじめ、西武球団の皆さんに感謝申し上げたい。野球選手冥利に尽きるというのは、こういうことです」と頭を下げた。

 内海へは「これから君の技術、経験を若い選手に伝え、第2、第3の内海を育ててほしいが、それもこの西武ライオンズでやってほしいと思います」とまさかの“厳命”。スタンドへ向かって「短い4年間でしたが、内海をかわいがっていただいて、ありがとうございました」ともう1度頭を下げた。

“因縁”の炭谷には「謝ってくれたけれど、素晴らしい4年間でした」

 巨人で15年、西武で4年を過ごした内海。巨人時代に通算135勝中133勝を稼ぎ、エースとして最多勝を2度、最多奪三振を1度獲得した。ところが2018年オフ、巨人が西武から炭谷銀仁朗捕手(現楽天)を獲得したことに伴い、人的補償で西武に。以後は故障がちで思ったような成績を残せず、「不甲斐ない。ライオンンズファンの皆さん、球団の方には、申し訳ない思いでいっぱいです」と責任を感じている。それでも、苦しんだ4年間は、今季1年間投手コーチを兼任した経験を含め、将来指導者として大成するための糧となるに違いない。巨人一筋の堀内氏があえて「西武で選手を育ててほしい」と口にしたところに、恩師としてライオンズに対する感謝の思いがあふれていた。

 内海自身も、楽天ベンチに残ってセレモニーを見守っていた炭谷を、「ライオンズに移籍する時、『すみません』と謝ってくれましたが、4年間素晴らしい経験をすることができました。ありがとうございます」と気遣い、「でも、東京ドームでホームランを打たれたことは忘れません。これからも頑張ってください。応援しています」と笑わせた。

 振り返ってみれば、栄光に包まれていた巨人時代のみならず、ブルーのユニホームを着て奮闘し、若い選手へ積極的にアドバイスを送り続けた西武時代もまた、内海にとって味わい深い日々だったに違いない。

 内海はこの日、先発して初回先頭の楽天・山崎剛内野手を二ゴロに仕留め、打者1人で降板。チームは延長11回の末4-6で惜敗し、今季2度目の7連敗を喫した。首位ソフトバンクには4.5ゲーム差、CS進出圏内の3位・楽天にも2ゲーム差をつけられ、残りはわずか6試合の崖っぷち。それでも内海は「僕もライオンズの一員として、最後の最後まで全力で準備します」と声を張った。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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