フィギュアスケートの今季グランプリ（GP）シリーズに出場する選手の大会エントリー振り分け（アサイン）が1日、国際スケート連盟（ISU）から発表された。

日本勢は男子の宇野昌磨（22＝トヨタ自動車）島田高志郎（19＝木下グループ）と女子の紀平梨花（18＝N高東京）が、第4戦フランス杯（11月13～15日、グルノーブル）に出場する。

第2戦スケートカナダ（10月30日～11月1日、オタワ）には、女子の宮原知子（22＝関大）が出場することが決まった。

アイスダンスでは楽しみな名前が帰ってきた。10年バンクーバー五輪（オリンピック）金メダリストで、今季からアイスダンスに転向する高橋大輔（34）が村元哉中（27＝ともに関大KFSC）とのカップルで、第6戦NHK杯（11月27～29日、大阪・東和薬品RACTABドーム）の出場リストに名を連ねた。

新型コロナ禍の中で開催されるGPシリーズは「1人1大会」「母国か練習拠点国、および近隣国の大会に出場」などの制限付き。宇野と島田はスイスでステファン・ランビエル・コーチに師事しており、紀平は主に海外、宮原はカナダで調整しているため、トレーニングしているリンクに近い大会に出場することが認められた。

男子でシニア転向1年目の鍵山優真（17＝星槎国際高横浜）佐藤駿（16＝フジ・コーポレーション）や、女子の坂本花織（20＝シスメックス）樋口新葉（19＝明大）本田真凜（19＝JAL）ら、国内で練習している日本勢はNHK杯に結集する。

全6戦の成績上位者が進出するGPファイナル（12月10～13日、北京）に関しては、前日9月30日に国際スケート連盟（ISU）が「延期か中止」と発表したばかり。開催された場合の進出者選考基準や人数は決定し次第、発表される見通しだ。

冬季オリンピック（五輪）男子2連覇の羽生結弦（25＝ANA）は8月28日にGPシリーズ欠場を表明している。