ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)が今季の1、2軍の公式戦で登板しないことが決まった。30日、井口監督が「今シーズンはちょっと難しそうなんで。(11月の)フェニックス(リーグ)でなんとか投げられるように下で調整していこうと思います」と話した。

これまで6月の開幕から1軍帯同を続けてきたが、10月26日からの福岡遠征には帯同せず、2軍のロッテ浦和球場で調整を始めていた。「ブルペンで見たときは150キロちょっとを投げていましたので、もう少しかなというところまでは来ている」と近況を明かし、本人や投手コーチ、トレーナーとの協議の中で今後の方針を決定した。

井口監督は13日に、佐々木朗がすでにブルペン調整を進めていることを明かした上で「何とかいいところで放れれば」と、本人のコンディションも見ながら、今季中の公式戦デビューの機会を模索していた。30日の楽天戦(ZOZOマリン)を含めて残り8試合となった1軍が西武、楽天との激しいCS出場権争いを繰り広げている現状もある。最速163キロ右腕は満を持して、プロ2年目の来季に1軍デビューを目指す。【金子真仁】